日本人は「通路側」を好む傾向に。機内コミュニケーションの国際調査結果

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2019/12/29

海外旅行において、ハズすことのできない時間のひとつが「フライトタイム」。機内では偶然、外国人の方と隣り合わせることも多くなり、場合によっては話しかけられることもあります。

そんなちょっとした瞬間に、世界各国の人たちはどのようなコミュニケーションを取っているのでしょうか。

この度、エクスペディア・ジャパンが、世界23カ国の男女1万8,237名を対象に「フライト内コミュニケーションに関する国際比較調査」を実施。早速、その結果をご紹介します。

知らない人に話しかけるインド人、話しかけない日本人

機内で隣の知らない人に話しかけるか」という質問では、日本人の話しかける割合は15%と、他の国と比べると最も低い数値に。知らない人との機内でのコミュニケーションに対して、とても消極的であるということがわかりました。

逆に、最も「知らない人に話しかける」と回答したのはインドで、日本の4倍の60%という結果に。そして2位はメキシコ、3位はブラジルと、陽気なイメージの強い国が上位にランクインしました。

さらに「頭上の棚に荷物を入れるのを手伝う」、 「機内で他人に旅行のおすすめを教えてあげる」 、「セキュリティチェックの順番を譲る」などの行為をしたことがあるかという質問でも、「したことがある」と回答した割合の日本人がどれも世界で一番低い結果となりました。

同時に「どの行為もしたことがない」と回答した人が61%で世界で最も高い割合に。日本人は他国の人と比べると、空港や機内で知らない人とあまりコミュニケーションをとらない傾向にあるようです。

また「このような行為を他人から受けたことはあるか」という質問について、「受けたことがない」と回答した日本人も66%で、こちらも世界最多となりました。

通路に出たいとき「寝ている人は起こさない」が最多に

機内で寝ている人の前を通って通路にでる必要があるとき、どのような対応をするか」という質問では、日本人は起こすのではなく、「寝ている人を乗り越える」という回答がほぼ半数の48%を占めています。


一方で、世界平均では「寝ている人を起こして移動してもらう」方が一般的であるという結果に。コミュニケーションを取ることはしなくても、他人に迷惑をかけたくないという、日本人の優しさが表れている結果といえるかもしれません。

機内の座席は窓側?通路側?


「機内でどの席を好むか」という質問では、日本人はちょうど半数の50%が「通路側を好む」と回答。その理由としては、「トイレに行きやすいから」という回答が1位でした。

寝ている人を起こすことをしない日本人は、トイレに行きやすい通路側の席を好む傾向にあるようです。

世界平均をみると63%が窓側派となっており、通路側は世界的には少数派ということがわかりました。なお、日本以外に通路側と答えた人が過半数となった国はシンガポール(53%)のみ。

インド、ブラジル、タイ、メキシコ、スペインといった機内で知らない人に話かけるという割合が高い国は、窓側派の割合も高いという結果に。他人とのコミュニケーションに対して抵抗がない分、窓側派を選びやすいのかもしれません。

日本人はコミュニケーションに対しての姿勢が、消極的であるということがわかった今回の結果。なかには相手への配慮として、寝ている人を起こさない、またはなるべく話しかけていないようにしているケースもあるかもしれません。

知らない人には話しかけにくいものですが、海外の人たちと同席したときには、少し多めに話しかけてみると、ちょっとした異文化交流になるかもしれませんよ。

  • source:PR TIMES
  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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