日本で感染者2人目。新型肺炎、中国人女性フランス出国に批判も

2020.01.24
by MAG2NEWS編集部 NK
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日本国内で2人目となる新型コロナウイルスによる肺炎患者が確認されたとNHK朝日新聞などが24日に報じた。感染していたのは、武漢から旅行で東京を訪れていた40代の中国人男性。来日する前の1月14日から発熱があり、15日と17日に医療機関を受診したが肺炎とは診断されず、19日に来日したという。新型肺炎は24日午後3時半現在までに中国国内で感染者883人、死者26人となっている。

観光地には出歩いていない

関係者によると、男性は今月19日、家族2人とともに成田空港から日本に入国し、東京都内のホテルに滞在していたという。20日に都内の医療機関を受診し、再び発熱した22日に別の医療機関に入院している。入院前、家族はそれぞれ別の部屋に宿泊しており、東京に来てからは観光地などに出歩いていないとしている。厚生労働省は、男性と接触した家族や医療関係者およそ20人の健康状態を経過観察しているが、今のところ発熱などの症状は出ていないという。また、北海道のテレビ局HTBによると、千歳市で中国人旅行者の女性が新型コロナウイルス 感染による肺炎の疑いがあるため確認中だとしている。

「熱が下がって出入国うまくいった」女性に批判殺到

またテレビ朝日によると、国際的に警戒が強まっているなか、とある中国人女性のSNSに批判が集まっている。新型コロナウイルスによる肺炎の疑いがあり、発熱してせきの症状があった中国・武漢の女性は、薬で熱を下げた状態でフランスに入国し、自身のSNSに「出発する前に発熱し、せきも出た。死ぬほど驚いた。急いで薬を飲んで何度も体温を測った。幸い熱が下がって出入国もうまくいった」と投稿。

中国版ツイッター「ウェイボー」より

その後、フランス国内のミシュランの星付きレストランで食事をする様子をアップしたという(上記画像)。フランスの中国大使館の関係者がこの女性と連絡を取り、医療機関を受診するよう指示したという。中国国内では、この女性の投稿に対して批判の声が多く挙がっているようだ。

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