崎陽軒が「ダイヤモンド・プリンセス号」に「シウマイ弁当」を寄付したが、乗員・乗客には届かなかったとまぐまぐニュースで報じた。Yahoo!ニュースは14日、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんが執筆した、消えた「シウマイ弁当」の行方を追った記事を掲載した。
崎陽軒シウマイ弁当4000食どこへ消えた?の取材記事、Yahoo!トップページに載せて頂いています(14:37現在)。ダイヤモンド・プリンセス船内から詳細な情報を教えて頂いた、だぁさん @daxa_tw はじめ税関、検疫所、港湾局、代理店、船の管理会社、崎陽軒、ヤクルト本社の皆様に深く感謝申し上げます。 https://t.co/0FfKJlieYm
— 井出留美 Rumi Ide 食品ロス問題ジャーナリスト (@rumiide) February 14, 2020
検疫はしていない
横浜税関は「船への荷物の積み下ろしの際の確認は行なうが、検疫は横浜検疫所が担当」、横浜検疫所は「日本の輸入の検疫を担当している。今回の件は、港湾局ではないか」、横浜港湾局は「危険物のチェックはしているが、虫が入っているかどうかや、疫病に関することは管轄外」と回答。さらに、港湾局は「検疫の判断は検疫所の判断になる」ことから、検疫所が「輸入の検疫のみ行なっている」と回答したのであれば、「シウマイ弁当は国内のものだから、検疫対象ではない」という判断したのではないかという見解を述べた。
船会社「検疫に時間がかかった」
記事内では乗船中のだぁさんのツイートも紹介。船会社に電話した方によると、横浜税関での検疫に時間がかかり、船に積み込む前に水の精製のために船が沖に出る時間が来てしまったとのこと。戻ってくるまでには賞味期限が持たず、差し入れられることはなかったようだ。しかしだぁさんは、12日は「沖に出ていない」とし、理解できないと述べている。実際に、横浜市港湾局の客船事業推進課も12日は沖に出ていないと回答している。
船会社に連絡を取って下さった方によると、横浜税関での検疫に時間がかかり、船に積み込む前に、水の精製のために船が沖に出る時間が来てしまい、次戻ってくるまで賞味期限が持たず…という返事だそうです。昨日は沖に出ていませんしよく理解できません。この問題、ハッキリするまで私は拘りますよ。
— だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中乗客) (@daxa_tw) February 13, 2020
「ダイヤモンド・プリンセス号」にシウマイ弁当を積み込んだ代理店は、12日の午前11時までに積み込んだとのこと。船会社の回答は、これらの証言と矛盾しているという。