未だ行方わからず…消えた崎陽軒「シウマイ弁当」4000食の謎

2020.02.14
by MAG2NEWS編集部 NK
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崎陽軒が「ダイヤモンド・プリンセス号」に「シウマイ弁当」を寄付したが、乗員・乗客には届かなかったとまぐまぐニュースで報じた。Yahoo!ニュースは14日、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんが執筆した、消えた「シウマイ弁当」の行方を追った記事を掲載した。


検疫はしていない

横浜税関は「船への荷物の積み下ろしの際の確認は行なうが、検疫は横浜検疫所が担当」、横浜検疫所は「日本の輸入の検疫を担当している。今回の件は、港湾局ではないか」、横浜港湾局は「危険物のチェックはしているが、虫が入っているかどうかや、疫病に関することは管轄外」と回答。さらに、港湾局は「検疫の判断は検疫所の判断になる」ことから、検疫所が「輸入の検疫のみ行なっている」と回答したのであれば、「シウマイ弁当は国内のものだから、検疫対象ではない」という判断したのではないかという見解を述べた。

船会社「検疫に時間がかかった」

記事内では乗船中のだぁさんのツイートも紹介。船会社に電話した方によると、横浜税関での検疫に時間がかかり、船に積み込む前に水の精製のために船が沖に出る時間が来てしまったとのこと。戻ってくるまでには賞味期限が持たず、差し入れられることはなかったようだ。しかしだぁさんは、12日は「沖に出ていない」とし、理解できないと述べている。実際に、横浜市港湾局の客船事業推進課も12日は沖に出ていないと回答している。

「ダイヤモンド・プリンセス号」にシウマイ弁当を積み込んだ代理店は、12日の午前11時までに積み込んだとのこと。船会社の回答は、これらの証言と矛盾しているという。

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