新型肺炎で国内初の死者。医師や20代男性も感染にネット動揺の声

2020.02.14
by MAG2NEWS編集部 NK
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新型コロナウイルスに感染した神奈川県に住む80代の女性が13日、死亡したことがわかったとNHK産経新聞などが報じた。新型コロナウイルスの感染者が死亡するのは国内で初めて、中国以外の国で3人目となる。


渡航歴、外国人との接触なし

厚生労働省によると、女性は先月22日に体調不良になり、今月1日に肺炎と診断され、入院。しかしこのとき新型コロナウイルスによる肺炎と診断されていなかった。そして12日に症状が悪化し、13日に死亡。新型コロナウイルスに感染しているという検査結果が出たのは、女性が亡くなった後だった。

死亡した女性に渡航歴はなく、感染経路を調査中とのこと。また、この女性の義理の息子で、東京都内に住む70代のタクシー運転手の男性も感染が確認された。男性が発熱したのは先月29日。女性同様、発症する前の14日以内で中国・湖北省と浙江省への渡航歴がなく、「外国人の客を乗せたこともない」と話している。ふだんからマスクを着用して常務しており、発熱以降は自宅で療養し、勤務はしていなかったという。男性は妻と2人暮らしだった。

千葉県20代会社員の男性も感染

千葉県内に住む20代の会社員の男性も新型コロナウイルスに感染。男性は今月2日、発熱。熱が上がったため6日にかけて千葉県内の2つの医療機関を受診したという。今月10日に別の医療機関を受診し、肺炎を起こしていると判明。13日にコロナウイルスの検査が行なわれ、感染が確認されたとしている。この男性も海外への渡航歴はなく、肺炎患者との明確な接触も確認されていないとのこと。現時点では、男性の妻や子ども、同僚に症状は出ていないという。

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