お店で見たときには「これしかない!」とまで思って買ってきたものが、いざ持ち帰って使ってみると、「ちょっと違うかも知れない…」なんて思ってしまう…。そんな経験、ないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんな「買わなければよかった」状態に陥らないショッピングのコツを紹介しています。
買い物する前に考えてみよう
さて、本日は買い物のコツのお話。
昨年、オットの湯飲みを金継ぎしてきました。知人からプレゼントなのにちょっとフチが欠けてきていて心配だったんです。それでももう7年くらい使っていますから、食器って長持ちしますよね。
そう、家具以外で、毎日使うのにとても長持ちするもの、それが
- 食器
です。……うん、なので
- 買う時にすごーくよく考えるべき
だと思うんですよね。そのあとずっと付き合うわけだし、だいたい数枚セットになっていたりして収納場所も取るし、処分するにも手間だし。
食器を買う時に大切なのは
- 使う場面を具体的に思い浮かべる
ことでしょう。たとえば
- なにを盛る?
- たまに使うだけ?毎日?
- 誰が使う?
などです。なにも考えずにお店に行って勢いで買ってしまうというのが一番
- 失敗しやすい( ̄∇ ̄)
でしょう。経験者は語る。
加えて
- 現在持っている食器の中に同じ役割のものはないのか
も検討してみてください。同じようなものを買ってしまうことはよくある買い物の失敗です。ダブってしまうのを避けるためにはこれは必須です。
ただ、いつも同じものばかり使いたくない!という場合にはもちろん話は別ですよ。その場合には
- (同じような食器はあるけど)毎日の食卓に違う彩りを加えたい
ということなんですから。我が家にも、鍋用のトンスイは2種類ありますもん。
この場合には、収納スペースがあるのかも一緒にチェックした方がいいでしょう。収納スペースは間違いなく必要になるわけで逆に言えばこれから出逢うかもしれないステキな食器のスペースがなくなるんです。そのデメリットを犯しても、その食器が必要かはよーく考えましょう。
我が家では、秋冬に鍋物登場回数が多く、従ってトンスイ登場回数も多いんです。しかも食器棚にハンパなスペースが余っていた♪これは買ってもいいパターンだよね。
もうひとつ、チェックしてほしいのが
- メンテがめんどくさくないか
も重要なポイントです。使う場面や人にも依りますが、丁寧に扱わないと壊れてしまうようなものは、どうしても面倒くさく感じて使用頻度自体が下がってしまうものです。
- 食洗機対応か
- 磁器か(陶器より壊れにくい)
- シンプルなカタチか
など。漆器や金彩は、慣れれば面倒くさくないんでしょうが、ソコは文字通り慣れが必要であり、慣れるまでの時間や手間をどう考えるのかに依ることになります。我が家では、漆器はごく少数です。手洗いが必要なので、他の食器と分別する必要があり、たまに家族が間違えて大騒ぎ…になるからです。
でね(*^ー゚) ここまで書いてきて思うんですが、これって
- 洋服を買う時の基準にソックリ
ですよね。
- 誰が着るのか
- どういうシーンで着るのか
- どのくらいの頻度なのか
- 同じような服を持っていないか
- メンテが面倒くさくないか
……ソックリでしょ?きっとコレが
- ショッピングのコツ
なんでしょう。
ちなみに我が家。やっぱりこのコツを検討せずに買った食器は、使用頻度が低く
- 買い物に失敗した
状態です( ̄△ ̄) もっとも手ひどい失敗食器は
- アミューズ用のごく小さいレンゲスプーン
です。あの、ちょっと説明しないと、想像してもらえないような食器ですよね。こう、レンゲスプーンのカタチをしているんですがレンゲの底が真っ平らで、かつ持ち手が大きく湾曲していてテーブルの上に置けるんです。で、レンゲの部分にちょこっとアミューズを…あ、すみません、ワカンナイですよね(T-T)
はははは、はあーぁあ。なんでこんなの買っちゃったんだろ。食器店で見かけて、盛り上がったのよね~。使用頻度も盛り付けも全く考えなかった例ですね。
長持ちする食器。買う前には必ず誰が・何を・どのくらい使うのかを考えてからにしたいですね。
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