大阪杯は「皐月賞」好走馬に注目!ダノンキングリーG1初制覇なるか

2020.04.03
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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大阪杯、勝利に直結しやすいレース実績とは

中距離路線の第一線で活躍する猛者たちが阪神芝2000mに集うG1大阪杯。グレード制が導入された1984年以降、施行条件も大きく変わることなく行われてきたが、2017年にG2からG1へと昇格するとともに負担重量も別定戦から定量戦へと変更される。これにより同路線の実績馬たちは、同時期に開催されるドバイワールドカップデーだけでなく、国内にも春シーズンの目標を定められるようになった。

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G1昇格前の2010~2016年含め、過去10年で3着以内に好走した30頭のうち27頭が前走でG1またはG2レースに出走しており、G3以下は「1-2-0-40」と苦戦傾向にある。また、前走で勝ち馬から1秒以上離されていた馬も「0-0-0-27」と好走例がなく、大敗を喫しているようでは一変までは望みにくい。

昨年の勝ち馬アルアインは人気も9番人気と決して評価の高いものではなく、勝利自体も2017年G1皐月賞以来のことだった。ただし、昔から大阪杯と皐月賞は比較的直結する傾向にあり、特にG1昇格後は2018年に6番人気で2着に好走したペルシアンナイト、同じく2017年7番人気2着のステファノスなど、皐月賞で5着以内に好走した実績を持つ馬が人気薄で上位入選を果たしている。阪神と中山、開催場の違いこそあれども、どちらも4月に行われる芝2000mかつ右回りのG1ということで通ずるものがありそうだ。

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今年はG1昇格後では最低頭数となる12頭立てで行われるが、G1日本ダービーを制した2頭のほか、G1有馬記念、G1エリザベス女王杯、G1秋華賞の勝ち馬が集う。そのなかでも上位人気と目されるのは未だG1タイトルに手が届いていない(8)ダノンキングリーだ。昨年は父または母の父ディープインパクトが1~4着までを独占している血統的な強みもあり、自身も日本ダービー2着、皐月賞3着、と世代屈指の実力を持つだけに初G1制覇の見通しは立っている。

前走に続いてM.デムーロ騎手が手綱を取る(5)ラッキーライラックは父オルフェーヴルとの父仔制覇が掛かった一戦。近走の目覚ましい活躍からも一皮むけた印象があり、牡馬相手にも屈しない勝負根性は称賛に値する。前走より距離が延びることにも不安はなく、むしろ歓迎なタイプだろう。

ほか、1番人気に応えられなかった昨年のリベンジを果たしたい(3)ブラストワンピース、馬体増が示す通りに逞しさが増した(12)クロノジェネシス、3着だった昨年以上の結果を目指す(4)ワグネリアンなど、群雄割拠の中距離戦線に誰が終止符を打つのか興味は尽きない。

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【大阪杯】4月5日阪神、G1・芝2000m、フルゲート16頭発走 15:40 サラ系4歳上 オープン(国際)(指定)定量

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甲乙付け難い実力の持ち主が揃った今年の大阪杯。先日、中央競馬は新型コロナウイルスの影響で4月19日までの無観客競馬の継続が発表されたが、やはりG1レースの高揚感は何物にも代えがたいものなので、競馬場に足を運べる日が戻ることを切に願うばかりだ。

text: シンヤカズヒロ

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image by:Shutterstock.com

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