ヴィクトリアマイルは断然人気の取捨が鍵?昨年の好走馬に注意せよ

2020.05.15
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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今年も波乱?現役最強馬アーモンドアイに死角はあるか

今週は春の古馬牝馬チャンピオン決定戦として行われるG1ヴィクトリアマイルが注目の一戦。牝馬の競走馬としての価値が高まった風潮を反映する形で創設されており、第1回目の開催は2006年と比較的G1レースとしての歴は浅い。なお、昨年は当時の芝1600mにおける日本レコードを更新するなど、牝馬限定戦の域に留まらないハイレベルなレースが繰り広げられていた。

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未だに3連単2000万馬券となった2015年の大波乱が脳裏に焼き付いているが、昨年も1~3番人気は馬券に絡むことができなかったように、上位人気馬が案外な結果に終わることも少なくない。過去10年においても1番人気は2勝しか挙げられず、2・3番人気を含めても3勝に留まっており、2014年以降は5番人気以下の伏兵が6連勝中でもある(以下のデータはいずれも過去10年)。

また、キャリアの浅い4歳馬の好走が目立つことも特徴で、昨年もワンツー決着を果たすほか、6勝を挙げる活躍ぶりだ。一方、5歳以上で連対した延べ7頭は、いずれも前年のヴィクトリアマイルで勝ち馬から0秒3以内に好走していた実績を持つ、いわゆるリピーターばかり。今年も昨年の好走馬には注意を払うべきだろう。

今年、大本命と目される(12)アーモンドアイは、2018年度のJRA賞年度代表馬で、同年に牝馬クラシック三冠を達成するほか、G1ジャパンCでは芝2400mの世界レコードを樹立。2019年もG1ドバイターフで海外G1初制覇を飾るなど、通算でG1・6勝の実績から現役最強馬と謳われる。昨年のヴィクトリアマイルに出走歴のない5歳馬、ドバイ国際競走の中止によるカラ輸送の影響、といった気になる要素は少なからずあるものの、そういった事情を払拭できる実力の持ち主であることに疑う余地もないはず。

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昨年の1・2着馬でもある(16)ノームコアと(5)プリモシーンも侮れない存在。前年の好走馬が翌年に人気を落として再度好走するシーンは何度も見てきた光景で、今年の該当馬2頭も前走で凡走していることから人気落ちが予想される。「終わってみれば例年のパターン」というオチも念頭に置くべきかもしれない。

ほか、(1)ラヴズオンリーユー、(7)ダノンファンタジー、(2)ビーチサンバ、(4)シゲルピンクダイヤ、(3)シャドウディーヴァ、とG1で5着以内に好走実績のある4歳馬が多数エントリーしており、昨年のように躍進を遂げる馬が現れてもなんら不思議はないだろう。

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【ヴィクトリアマイル】5月17日東京、G1・芝1600m、フルゲート18頭 発走15:40 サラ系4歳以上 オープン(国際)牝(指定) 定量

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今年は否でも応でも(12)アーモンドアイの扱いが鍵を握る。本命党として信頼するもよし、穴党として波乱に期待するもよし、いずれにせよ自分のスタイルに合った後悔のない馬券選びを心掛けたいところだ。

text: シンヤカズヒロ

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image by:Shutterstock.com

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