東京高検の黒川弘務検事長(63)は20日、辞任する意向を固めた。複数の政府・与党関係者が明らかにしたと時事通信が伝えている。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の発令下に賭けマージャンをしていた疑いがあると週刊文春の電子版に同日報じられたためで、安倍政権にとって大きな打撃となりそうだ。
東京高検の黒川弘務検事長(63)が、辞任する意向を固めました。 https://t.co/sZtyvqcWdt
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) May 20, 2020
黒川検事長に賭けマージャン報道
週刊文春によると、黒川氏は今月1日に産経新聞記者宅で朝日新聞社員も交えて翌日未明までマージャンをし、記者が用意したハイヤーで帰宅したと報じている。法務・検察当局は本人から事情を聴くなど事実関係の調査を進めることにしていて、黒川氏は21日にもコメントを出すものとみられている。
黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭けマージャン」 | スクープ速報 #黒川弘務 #スクープ速報 #週刊文春 https://t.co/UMqD2om757
— 週刊文春 (@shukan_bunshun) May 20, 2020
この報道を巡り、公明党の石田祝稔政調会長は記者会見で「事実であれば職務を続けられる話ではない」と批判し、辞任を要求。菅義偉官房長官は記者会見で「事実関係については詳細を承知しておらずコメントは差し控えたい。法務省で適切に対応する」と述べるにとどめていた。
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