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東京金、6000~6500円レンジに浮上へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金と東京金についてのレポートを紹介します。

陳さんは、まずアメリカの現状について『新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒されている』と指摘し、『米南部や西部を中心に新型コロナの新規感染者が増加。25日の米国の新規感染者は4万人近くに達し、過去最多を更新したと報じられた』と伝えています。これを受けて、『テキサス州は同日、規制していた経済活動の再開を一時停止すると発表』したもようです。

こうした背景から、金について『安全資産とされる金の需要は増加している。リスク回避が強まり、NY金は1700~1750ドルのレンジから1750~1800ドルのレンジに浮上したといえよう』と分析しています。

また、『ファンドの買い越しをたどると、年初に30~33万枚だったが、相場の上昇に連れて減少し(利益確定売り)、6月9日には20万8600枚まで減少した』と解説しています。しかし、『6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が2022年末までのゼロ金利政策維持を決定し、必要があればさらなる緩和を実行すると言明したことを受けて、再び増加し23日時点では25万1900枚まで増加した』とのことで、『NY金が1700~1780ドルの水準で新規に金を買っているわけで、ファンドは一段の高値を見込んでいると言えよう』との見解を述べています。NY金については『1800ドルをブレイクする可能性は一段と高まった』と予想しています。

『金投資需要は金相場の動向に関係なく増えている』としており、『4月13日に1009.7トンと1000トンの大台を回復し、6月26日時点には1178.9トンと年初最大となった。わずか2カ月余りで17%も増加し、年初来の893.3トンからは32%の増加となった』と伝えています。陳さんは『この増勢傾向は今後も続くと見ていいだろう』と示唆しています。

こうした背景から、東京金について『水準が切り上がったと言えよう』と考察しており、『30日の東京金は、NY金が1780ドルで推移し、ドル円が107円後半に上昇したことを受けて、6145円まで買われ上場来最高値を更新した』と伝えています。

続けて、『6月に入り米経済指標が予想より悪くないとの見方から楽観的見通しから株価が上昇し、金には重石となってきたが、その後発表された経済指標は期待できる内容ではなかったことから市場には失望感が強まった』と指摘。

『「新型コロナ第二波の拡大懸念」、香港問題を巡る「米中関係の悪化」、米大統領選挙を巡る「米国の分裂騒動」等からNYダウは上昇してはいるものの、地合いは不安定で、市場のリスク回避姿勢の強まりからNY金は押し目買いが優勢な状況が続くだろう』と見解を述べています。

『何よりも、世界の中銀が緩和策を続け、実質金利(「名目金利」−「インフレ率」)が長期に渡って低下していくと予想されることが、利子を産まない金には追い風となっている』とのことで、東京金については『500円幅でレンジを形成する事が多く、今後は6000~6500円のレンジを形成していくと予想する』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月1日付「東京金、6000~6500円レンジに浮上へ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜



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