東北エリアは「麺」が好きすぎ?ローカル番組から見る購買傾向

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2019/05/28

東京などでは視聴することができないものも多い、その地域ならではの「ローカル番組」。地域密着の情報が厳選され、知られざる名店を知るきっかけになったりと、地域が盛り上がるために欠かせない存在です。

そこでこの度、CCCマーケティング株式会社が東北エリア(青森、秋田、宮城、福島、山形、岩手)で放送されているローカル番組を調査。全国放送のない「地元」ならではのローカル番組の視聴状況を分析することで、視聴者にどんな購買傾向があるかを調べています。早速、その結果をチェックしてみましょう。

5位以内には「麺類」グルメを紹介する番組が2つもランクイン

東北エリアの「ローカル番組視聴率ランキング」を見てみると、岩手県内の33市区町村を訪ね歩く「わが町バンザイ」(IBC岩手放送)、秋田市長自らが出演する「わがまち大好き秋田市長です」(ABS秋田放送)などの地元を紹介する人気番組がランクイン。

さらに宮城の「ウォッチン!×ぼんやり~ぬ」(TBC東北放送)、青森の「夢はここから生放送 ハッピィ」(青森朝日放送 )など、厳選したご当地グルメを紹介する番組内容も多くランクインしており、滋味あふれるグルメが多い、東北ならではの番組が上位に並んでいます。

そんななか、5位以内にはグルメでも「麺類」を紹介する番組が2つも登場していることに注目です。1位は「今夜No.1が決定!福島県民ラーメン総選挙2019 いま一番食べたい一杯はこれだ!」(KFB福島放送)、3位には「山形麺遊記7 ~人が織りなすコク旨味~」(TUY テレビユー山形)がランクインしています。

どちらもスペシャル番組ではあるものの、県内の美味しいラーメン屋さんを食べ歩いたり、総選挙という手法でラーメンランキングを紹介したりと、実際にお店に訪れたくなるような番組となっています。

そこで、ランキング1位の「今夜No.1が決定!福島県民ラーメン総選挙2019 いま一番食べたい一杯はこれだ!」を視聴した層が、実際に購入した麺類商品ランキングをチェック。福島県全体の麺類ジャンル商品購買を基準に、同番組視聴者の購買差が大きかった商品がランキング化されています。

結果は一目瞭然といえるレベルで、視聴者は県全体の購買傾向に比べ、ラーメン商品を最大1.3倍も多く買っていることが判明しました。

上位の商品を見てみると、「定番」や「新しい味」ではなく、「懐かしの」や「名店の」というキーワードが入っていることが明らかに。福島県ならではの注目のされ方、ラーメンへのこだわりがうかがえるラインナップだといえます。


東北では、福島県をはじめ宮城県などにもラーメンの名店が多数。寒い冬に絶品のものから、夏にも「冷やしラーメン」など、多くの麺メニューが楽しめるため、別地域からも「ラーメンのために東北地方へ」という方もいるほどです。

このように、ラーメン総選挙に注目している視聴者は、普段もラーメンを買っているといえる結果となった今回の調査。今回のように、地域ならではの人気メニューをローカル番組から深掘りして研究してみると、新たな発見がありそうですね。

source:PR TIMES

image by:photoAC

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。 

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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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