大相撲7月場所、観客入れ開催 上限2500、升席は1人

2020.07.13
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by 時事通信

 日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で理事会を開き、大相撲7月場所(19日初日、同国技館)に収容人数の4分の1に当たる上限2500人の観客を入れて開催することを決めた。集客しての開催は1月の初場所以来となる。
 通常4人が座る升席は1人での使用となり、料金は8500~1万5000円。2階のいす席は隣と三つ間隔を空ける。入場時の検温で37.5度以上の熱があれば入れない。マスク着用、手指の消毒も義務づける。接触を伴うファンサービスや、アルコール類の販売は行わない。開場は午後1時となる。チケットは14日に先行抽選を受け付け、インターネットのみで販売する。
 コロナ禍で3月の春場所は無観客で行われ、5月の夏場所は中止。7月場所は当初より2週間延期され、協会員が大人数で移動、長期滞在することなどによる感染リスクを抑えるため、会場が名古屋から変わった。
 例年11月に福岡国際センターで開催される九州場所は東京・両国国技館で実施する。冬巡業の中止も発表された。
 八角理事長(元横綱北勝海)は「力士たちは4月から約3カ月半、厳しい外出規制や感染予防策を忠実に守り、7月場所に備えてきた。ファンの皆さまのご期待に沿った、迫力ある土俵をお見せできることと存じます」との談話を出した。(2020/07/13-18:42)

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