9月1日の「マイナポイント」付与開始まで1ヵ月を切り、注目度が高まっています。どの決済事業者を選べばいいのか?私がラジオ番組で解説した内容をおさらいします。(『達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』岩田昭男)
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消費生活評論家。1952年生まれ。早稲田大学卒業。月刊誌記者などを経て独立。クレジットカード研究歴30年。電子マネー、デビットカード、共通ポイントなどにも詳しい。著書に「Suica一人勝ちの秘密」「信用力格差社会」「O2Oの衝撃」など。
「マイナポイント」の注目度が上がっている
月~金の午前7時から9時まで、文化放送で『なな→きゅう』というラジオ番組が放送されています。司会は元日本テレビアナウンサーの上田まりえさん、パートナーはお笑い芸人アンタッチャブルの柴田英嗣さん。私は7月29日、7時30分からの約20分間、電話で「マイナポイント」についての解説で出演しました。
☀#ななきゅう☀
今日もお聴き頂き、ありがとうございました!
7時台、消費生活ジャーナリストの #岩田昭男 さんに#マイナポイント の使い方や
お得な情報について教えて頂きました!どの決済サービスを選ぶのがいいのでしょうか?
詳しくはタイムフリーでどうぞ!https://t.co/8KX89qAq5b— 文化放送 なな→きゅう (@joqr79) July 29, 2020
それでは、当日の番組を再現してみましょう(※編注:文化放送の許可を得て、ラジオ番組『なな→きゅう』の一部内容を書き起こしています)。最初にジングルが入ります。それから、メインの上田まりえさんが話し出します。
上田まりえさん(以下、上田):マイナンバーカードを活用したキャッシュレス還元施策「マイナポイント事業」が9月1日からスタートします。そして現在、マイナポイントの申し込み受付がすでに始まっています。
そんな中、柴田さんをはじめ多くの方が、マイナポイントについて、いまいち理解していないのではないでしょうか。ポイント好きの柴田さんは、マイナポイントに興味はありますか。
柴田英嗣さん(以下、柴田):ぼくは楽天ユーザーなんでポイントは大好きなんですよ。だから、マイナポイントにもぜひ挑戦したいですね。
上田:そんな柴田さんのために、今日は、マイナポイントに詳しい消費生活ジャーナリストの岩田昭男さんとお電話がつながっています。岩田さん、おはようございます。
マイナポイントの特長は「25%の還元率」
岩田:おはようございま~す。
上田:よろしくお願いします。早速ですが、そもそもマイナポイントとは、どのようなサービスなんですか?
岩田:マイナンバーカードを所有している人が、キャッシュレス決済で、買い物やチャージをした際に、25%分(上限5,000円相当)のポイントが貯まるというサービスです。
柴田:還元率25%というのは高いね。
岩田:そうなんです。すごく高い。あのPayPayでさえ20%でしたから、その高さが分かろうというものです。しかし、あまりに高すぎるというので、いつの間にか上限5,000円の制限が入りました。つまり、25%といっても、おまけは5,000円までと厳しく制限されたというわけです。ですから、2万円使うともうおしまいです。
柴田:そうか、2万円チャージすれば、25%で5,000円になるからね、それからはマイナポイントは貯まらなくなるのか、使い勝手はあまり良くないね。
「クレジットカード」「電子マネー」「QRコード」決済から1つを選ぶ
上田:マイナポイントを利用するには、どうしたら良いのでしょうか?
岩田:ポイントを受け取るにはマイナンバーカードを取得し、スマートフォンやパソコン上で予約と申し込みをする必要があります。ただし、マイナンバーカードの発行には1ヵ月はかかりますから早めに手続きしてください。
上田:マイナポイントは、どうやって受け取るのでしょうか?
岩田:貯まるポイントは、事前に登録したクレジットカード、電子マネー、QRコード決済のポイントか残高、という形で受け取ります(マイナポイントというポイントはなく、貯まる時は登録したツールのポイント、または残高になります)。