有村昆「認識が甘かった」「悔いきれない」謝罪もネット非難殺到

2020.08.04
by tututu
shutterstock_1192797694
 
新型コロナウイルスに感染し入院していた映画評論家の有村昆(44)が3日、自身のブログを更新。原案を担当した舞台「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-」でクラスターが発生したことについて謝罪をした。


有村昆がブログで謝罪

有村はブログの中で、「このたび発生しました新型コロナウィルス集団感染について、観客の皆様とその周辺の皆様、関係各所の全ての皆様に多くのご迷惑、ご不安やご負担をお掛け致しましたことを心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」とコメントし、謝罪した。
 
有村が原案を担当した舞台「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-」で、出演者やスタッフ、観客ら感染者70人を超えるクラスターが発生し、自身も新型コロナウイルスに感染した。
 
有村は世界観やコンセプトの提案やアドバイスを担当したとした上で、「演出やキャスティング、会場手配など、公演の有無に関わる運営には携わっておりません」とし、批判の的になっている舞台運営には関わっていないことを改めて強調。
 
しかし、「『感染症対策の強化』などを提言できる立場にあった者として、全ての認識が本当に甘かった」「自分の判断の甘さに、悔いても悔いても、悔いきれない思いでいっぱいです」と語っている。

舞台クラスター発生に激怒した歌舞伎界

舞台「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-」でクラスターが発生したことは演劇界を騒然とさせた。期間中の観客を含む約850人が濃厚接触者と認定。1人のコロナ感染者が出ると、このクラスの舞台で、これだけの濃厚接触者が生じてしまうことを証明してしまったのだ。
 
公演は収容人数を減らし、最前列の観客にフェースシールド着用させるなどの対策を行ったというものの、体調不良でも出演した俳優がいたり、終演後に出待ちするファンに出演者が握手をしたりするなどの接触行為もあったとされていて、そのずさんな運営方法に非難が集中している。
 
これに激怒したのが歌舞伎界で、尾上松緑は自身のブログで、「ふざけるなよ。新宿のと或る劇場で舐めた真似してくれたらしいな」、「全舞台業界のプロフェッショナル達が血を吐き、涙を流しながら、臍を噛む思いで此処まで我慢して、踏ん張って、踏み留まって来た事が今、水泡に帰したらどう責任を取ってくれるんだ」と怒りをあらわにした。
 
さらに、「覚悟もへったくれも無い世間知らずの小僧共が生半可な気持ちで遊び半分に首突っ込んで掻き回していい世界じゃない」、「慎め、餓鬼。舞台を舐めるなよ」とただならぬ言葉でこの舞台を罵倒した。
 
歌舞伎界では、8月1日から東京・歌舞伎座で「八月花形歌舞伎」が開幕。3月から公演を中止していた歌舞伎座にとって、約5カ月ぶりとなる公演を行っている。
print
いま読まれてます

  • 有村昆「認識が甘かった」「悔いきれない」謝罪もネット非難殺到
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け