初の量産EV、10月末発売 小回り重視、自動で駐車―ホンダ
ホンダは27日、新型の小型電気自動車(EV)「ホンダe(イー)」を10月30日に発売すると発表した。小回りが利き、都市部での日常的な移動手段として提案。同社初の量産型EVで、価格は451万~495万円。
ホンダeは丸みを帯びた外観が特徴。2車線の道幅があれば切り返しなしでUターンできる。ホンダの駐車支援システム「パーキングパイロット」を搭載し、縦列駐車が苦手な人でも自動運転で導く。
街乗りに対応し、30分の急速充電で202キロの走行が可能だ。10時間程度のフル充電では283キロ走れる。他社のEVと比べて走行距離は見劣りするが、充電時間を4割前後縮めた。ホンダ幹部は、小型車や軽自動車に代わる短・中距離向けEVとして「街中でより使いやすくした」とアピールしている。販売目標は年1000台。(2020/08/27-12:18)