若者の男性ホルモンを1週間で40歳レベルに低下させた「真犯人」

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以前掲載の「やっぱり8時間は必要。睡眠時間が短いと身体に起こる嫌なコト」などの記事で、睡眠の重要性を訴えてきた現役弁護士の谷原誠さん。そんな谷原さんは無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』で今回、スタンフォード大学の研究で明らかになった「睡眠時間と運動の関係」や、「睡眠と男性ホルモンの関係」に関する実験データを紹介してくださっています。

睡眠再び

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

睡眠の重要性については、このメルマガで何度か、書きました。私は、若いころ、忙しかったことから、いかに短い睡眠時間で頑張っているかを自慢していました。短時間睡眠の本を読み、どうにかして、短時間睡眠で生活できないか、努力しました。その結果、集中力が低下して翌日の仕事効率が悪くなり、風邪もひきやすくなってしまいました。

現在、私は、7時間は睡眠をとっています。昔に比べ、風邪もひかなくなり、日中の集中力もかなり高くなっています。翌日、重要な仕事がある場合、昔は、寝る間を惜しんで準備しましたが、今は、なるべく眠って、集中力を高めるようにしています。昔は、睡眠時間が短いことを自慢していましたが、今では、たくさん睡眠を取っていることを自慢して歩いています。

睡眠時間については、多くの説がありますが、睡眠は科学的に全てが解明されていないので、自分の実体験が最も信頼できるデータになると思います。あくまで、それが前提ですが、次のような記事を見つけましたので、共有したいと思います。たまに引用する『マッスル・アンド・フィットネス』2020年4月号の記事です。

スタンフォード大学の研究で、11人のバスケットボール選手を被験者として、毎日10時間以上の睡眠をとらせ、それを5週間続けたそうです。すると、選手達のスプリントタイムが向上し、かつ、バスケットボールのスリーポイントシュートとフリースローシュートの成功率が9%高まった、ということです。また、これとは別の研究で、24歳の男性被験者たちに5時間睡眠を続けさせたところ(短い睡眠時間という意味です)、テストステロンの数値が1週間で40歳レベルに低下した、ということです。

もちろん、これらはある条件下の研究であり、全ての人にあてはまるわけではありません。しかし、最も信頼する自分の実体験からの感覚と合致していると、より自信をもって、行動することができます。仕事や勉強で、集中力を要する作業をしている人には、ぜひ一度テストしてみて欲しいと思います。睡眠時間を削って、その分多くの時間を仕事や勉強にあてた1週間と、たっぷり睡眠時間をとって短時間で集中して仕事や勉強を行った1週間で、どちらが効率的で、かつ、健康的であったかを。そのテストで得た自分の感覚が、自分に合った生活リズムだということだと思います。

今日はすべきことがあまりにも多いから、1時間ほど余分に祈りの時間を取らなければならない。

(マルティン・ルター)

今日は、ここまで。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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