福井県で震度5弱 原発異常なし、13人負傷―気象庁

2020.09.04
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by 時事通信




 4日午前9時10分ごろ、福井県嶺北地方を震源とする地震があり、坂井市で震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模(マグニチュード)は5.0と推定される。この地震による津波の心配はない。
 原子力規制庁などによると、関西電力の美浜、高浜、大飯の各原発や日本原電の敦賀原発など、福井県内の原子力施設に異常は確認されていない。県などによると、病院の駐車場で女性が転倒して骨折するなど福井市と坂井市で計13人がけがをした。
 午前9時30分ごろにも同地方を震源とする地震があり、坂井市と福井市で震度3の揺れを観測した。
 気象庁の加藤孝志地震津波監視課長は記者会見し、「1週間程度は最大震度5弱程度の地震に注意を」と呼び掛けた。
 午前9時10分ごろの地震による主な各地の震度は次の通り。
 震度5弱=福井県坂井市
 震度4=福井市、福井県あわら市
 震度3=福井県鯖江市、越前市、石川県加賀市
 震度2=富山県高岡市、名古屋市、三重県鈴鹿市、滋賀県近江八幡市、京都府京丹後市、兵庫県朝来市。(2020/09/04-18:53)

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