日本郵便の契約社員らが各種手当の支給や休暇の付与など正社員との待遇格差の是正を求めた3件の訴訟の上告審判決で、最高裁判所は15日、扶養手当や年末年始勤務手当などを支払わないのは不合理だと判断した。日本郵便は今後、待遇の見直しを迫られる可能性がありそうだ。
日本郵便の待遇格差は「不合理」と最高裁が判断
同社で郵便事業に携わる非正規社員は18万人あまりにのぼるが、原告は正社員と同じ業務をしているのに手当や休暇の待遇に格差があるのは不当だと日本郵便を訴えていた。
年末年始勤務手当や扶養手当、祝日給、夏期冬期休暇、病気休暇などの待遇格差について、改正前の労働契約法20条が禁じた「有期雇用による不合理な格差」に当たるかどうかが争点となった。
非正規労働者をめぐっては、賞与を求めた大学の元アルバイト職員と、退職金を求めた駅売店の元契約社員が提訴し、13日に「不合理ではない」と最高裁で敗訴したばかり。
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しかし、今回の判断では、日本郵便側の「同じ業務をしているように見えても正社員は役割や職責、キャリアパスが違う」という主張を退け、同社の待遇格差を「不合理」とし、扶養手当や年末年始勤務手当などを認めたことになる。
原告側の実質勝利となる判決を下した最高裁。日本郵便がこれからどのような対応を取るのかが注目される。
Twitterの反応
昨日とはうって変わって、最高裁が真っ当な判決。
日本郵便の非社員待遇格差、一部の手当て認める 最高裁:朝日新聞デジタル https://t.co/yGgJ3yBKdg
— 太安萬侶 (@onoyasumaro) October 15, 2020
日本郵便の非正規契約社員の皆様が原告の裁判
最高裁で前向きの判決が出たようです✨✨✨✨✨
郵便局 非正規契約社員 待遇に不合理な格差 違法の判断 最高裁 | NHKニュース https://t.co/sYmQzQqIqD
— もとむら伸子(本村伸子) (@motomura_nobuko) October 15, 2020
え、きょうび扶養手当なんかあるの? ウチの会社とっくになくなってるぞ — 日本郵便の非社員待遇格差、一部の手当て認める 最高裁 (朝日新聞デジタル – 10月15日 15:45) https://t.co/nmG99yct1q
— okie1jp (@okie1jp) October 15, 2020
正社員になったら永久雇用というものを無くせばいい
派遣でも仕事のできる人は多いし正社員でも仕事のできない奴も多い、だから正社員と派遣の入れ替えがあってもいいと思う。日本郵便契約社員の待遇格差は「不合理」 最高裁判決(産経新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/zlbN4fPJwc
— muri (@murinatu) October 15, 2020
世間が日本郵便を批判しているから、最高裁もそれにそった判決のような気がする。
— ナイスミユキくん (@nice_miyuki1988) October 15, 2020
正社員と非正規なんて『身分差別』だもんな(´-﹏-`;)
非正規は『雇用の調整弁』としてリスク背負ってるのだから、あからさまな待遇格差があったら、バカらしくてやってられなくなる。#扶養手当 #日本郵便 #同一労働同一賃金 https://t.co/yKmssA8nVU
— 妹尾拓@雪歩P・FP・Uber埼玉 (@atf72) October 15, 2020
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