陸上競技が性的な被害を受けている。女性アスリートへの性的な撮影被害や画像拡散の問題を受け、日本オリンピック委員会(JOC)が対策に乗り出したばかりだが、今度はライブ配信の性的な書き込みが問題となっている。
陸上競技大会へ性的メッセージの書き込み相次ぐ
9月に無観客で開催された陸上の日本学生対校選手権。この様子はライブ配信が行われ、リアルタイムで学生陸上を観戦できるという大会だったが、ライブ配信の応援メッセージ欄に出場選手に対する性的な意図の書き込みが相次いだという。
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新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われた同大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて無観客で実施された。期間は3日間。関係者や家族のために行われたライブ配信だったが、これが性的な被害を受けることになってしまった。
もちろん選手たちは純粋に競技に挑んでいる。大会は厳しい日々の練習で積み重ねてきた実力を発揮する集大成の場。にもかかわらず、一部の心ない人間たちにより、性的な目線で見られることになってしまった。
学生陸上をめぐっては、露出度が高い女子選手を狙って、盗撮まがいの行為で写真を撮影したり、SNSで拡散されたりということが問題となっている。
今回の大会は無観客で行われたこともあり、本来応援メッセージを送る欄が、彼らの性欲発散に利用されてしまった可能性が高い。
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出場した選手たちのコメントとして、「性的なコメントが多かった」「親とか見ていたら本当につらい」「知り合いに指摘され、被害に気がついた」という声を共同通信が報じている。
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