「人生100年時代」という言葉もすっかり定着し、若者よりもお元気そうなシニアが溢れている感もある我が国。そこには大きなビジネスチャンスが眠っているようです。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、シニアの「元気」をビジネスに繋げるアイディアを披露しています。
シニアの“元気”は、巨大なマーケット!
グラウンド・ゴルフや社交ダンスだけが、シニアの娯楽ではありません。年配の方でも「やってみたいけど、私の歳では……」と、諦めてしまっていることがたくさんあるはずです。
ネットカフェ、まんが喫茶、プリクラ、カラオケBOX、ゲームセンター、コスプレ、ビーチバレーボール、ダイビング……。
年配だからといって、若者のやることに興味が無いわけではありません。面白そうだ、やってみたい、と思う人も多くいます。そんな人たちのために、無理なく、簡単に、気軽に、体験できる施設・サービスを作れば、喜んでもらえるのではないでしょうか。
いまのお年寄りは、気持ちが若く、意外とチャレンジャーです。たとえば、60歳以上の還暦野球チームが、全国に1,000チームあると言われ、全国大会も開かれています。驚きです。
テレビアニメ「サザエさん」の元磯野フネ役の声優・麻生美代子さんは、47歳でスキューバダイビングを始め、81歳まで続けていたそうです。スゴい!としか言えません。
高齢であるため、日頃の運動や健康診断は欠かせませんが、スポーツを楽しむことで、いつまでも元気でいることができます。ここにも、ビジネスチャンスがあります。医師のバックアップ、高齢者向けスポーツ用品の開発、スポーツジム、健康食品、講演会など、対象を高齢者に絞ったビジネスが、考えられます。
シニアに特化して成功している地域と言えば、東京・巣鴨地蔵通り商店街。大勢のお年寄りたちで賑わう、元気な街です。その商店街のお店には、お年寄りが必要とする、欲しくなる、楽しくなる商品が、たくさん陳列されています。
赤パンツで有名な洋品店をはじめ、老舗和菓子屋、鍼灸院、健康食品のお店、ベテラン揃いの美容室……など。
高齢社会となったいま、全国どこでも、こうしたお店が求められているはずです。あなたが扱う商品・サービス・お店を“シニア向け”に考え直してみませんか。
- シニア向けドン・キホーテ
- シニア向けヴィレッジヴァンガード
- シニア向け居酒屋
- シニア向けファストフード
- シニア向け家電量販店
……。
お年寄りだって、楽しみたいのです。元気なシニアを応援してあげましょう。
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