西村康稔経済再生担当相は25日、新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)後に記者会見を開き、今後3週間で感染増加を抑えられなければ、「緊急事態宣言が視野に入ってくる」と危機感を示した。しかし、この3週間後という時期に、「年末年始を想定してるな」「緊急事態宣言という形で17連休にするつもりだな」など、ネットはザワついているようだ。
西村担当相が繰り返す「3週間」の意味
西村担当相は会見で、「3週間が勝負」「大事な3週間になる」と、この“3週間”という期間を繰り返し強調した。その根拠を「2週間で対策をし、3週間目から効果が現れることで見極められる」としている。
仮に週明けの11月30日を3週間のスタートとすれば、3週目の最終日は12月20日。その時点で感染者数を抑え込むことができたのか、あるいは増加してしまったのかで判断することとなる。
4段階に分類された感染レベルで最も深刻なステージ4になったと判断された場合(現在はステージ3)、緊急事態宣言が視野に入ってくると西村担当相は述べていた。
もし緊急事態宣言が出されるとしたら12月21日の週。するとどうだろう。もともと想定されていた「年末年始17連休」案とぴったり合致してくるのだ。
【関連】年末年始の17連休案は「空気読めてなさすぎ?」菅内閣の盲点とは
西村担当相は10月23日に、「年末年始の休みを1月11日の成人の日まで延ばすよう企業に要請する」と突然発表。自民党の二階幹事長は「聞いていない」と不快感を示し、自民党内からも反発を受けていた。
それ以来、この17連休案は一切表に出てくることなく、すっかり立ち消えになった話かと思われていたが、今回の西村担当相でにわかに注目を集めている。
年末年始の初詣や里帰りなど、半ば強制的に外出させないよう緊急事態宣言を出すのか?政府のこの“3週間”の対応がカギとなりそうだ。
【関連】二階幹事長「聞いてない」17連休に不快感。国民唖然の自民内輪もめ
Twitterの反応
間違えなく年末年始の大型連休に緊急事態宣言だろうなぁ
今までも平日無策、休日はステイホーム政府やし— ジャッカル (@koheidragons) November 25, 2020
緊急事態宣言を大型連休にかぶせるのが今年のトレンドなのね
— ゆう (@plastic1204) November 25, 2020
ちょい前に正月の大型連休が取り沙汰されてたけど このコロナ感染者2,000人超えの爆発的な増加を見るにつけ 結局また緊急事態宣言が出て年末年始は引き篭もる事になりそうっすな。
— ✠ ✠ (@hakai_damnation) November 18, 2020
毎回思うんだが大型連休(当社比)前に緊急事態宣言するような状態に持ってくんのやめてほしいんだが?また帰れねぇじゃないのバカなんじゃないの?でも電車ガッラガラになるなら大賛成だけど!
— CAMEL (@Camel363) November 12, 2020
正月休みに緊急事態宣言出して国民から自由、娯楽、生きがい、楽しみ、生活の糧を奪うつもりでしょうか?
大型連休は絶対国民に自由にさせないつもりでしょうか?
わかっててやってる?嘘の騒動だってわかっててやってる?
知事クラスの人はわかっててやってる? 知らない❓️— 小鉄 (@0sJbaTrFcOfLqxw) November 25, 2020
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
image by : 西村やすとし公式Twitter