国際機関の調査によれば、制度としては世界でもトップレベルを誇る男性に対する日本の「育休」。しかし相変わらずその取得率は低いままで、こちらは世界最下位レベルのままとなっています。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、北欧の男性のほとんどが育休を取るようになったきっかけを紹介するとともに、日本の父親たちにもそのトレースを強く勧めています。
100匹目の猿
さて、本日は是非伝染させたいもののお話。
- 7.48パーセント
この数字、なんのパーセントか分かるでしょうか。新型コロナじゃないですよ、当たり前だけど。
これ、
- パパの育休取得率
です。調査によると、日本のパパたちの育休は上昇傾向にあるとはいえ、世界比較では、あいかわらず
- 最下位レベル
です。ちなみに、実に皮肉な話ではありますが、
- 育休「制度」は世界トップレベル
だそうです( ̄∇ ̄) 育休期間やその間に保証される給料のレベルなどを比較した結果です。つまり、制度の問題じゃなく、男性たちの内面的な葛藤の問題なんでしょう。
育休を取得しようとするときに、気になるのが
- キャリア上のマイナス
- 上司や同僚からの不評
なんだと言われています。つまり、仕事と人間関係への悪影響があるのではないかと思うんですね。分かる気がします。
ちなみに、これ、
- 日本だけじゃない
んですよ。北欧では、現在80パーセント超のパパが育休を取得している状態ですが、始めはやっぱり低い水準だったんです。そして、キャリア上のマイナスになるんじゃないかとか上司や同僚から迷惑がられるんじゃないかとか、同じように葛藤を感じていたそうです。ちょっと意外ですよね。
それでは、低水準だった育休取得率がどうして上昇していったんでしょうか。
それは
- 100匹目の猿が現れたから
なんですよ。
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