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キャッシュレス決済で中国にデータ筒抜け。日本人が習近平の監視下に=黄文雄

新型コロナウイルスの感染症拡大の影響もあり、今後もさらなる普及が見込まれるキャッシュレス決済。しかし、中国資本のサービスの利用には注意が必要かもしれません。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では著者で台湾出身の評論家・黄文雄さんが、その利用履歴などのデータはすべて中国に握られていると断言。さらに、違法取り引きをでっち上げられたり脅迫のネタにされることも十分あり得ると警告しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年6月10日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】日本人も他人事ではない中国共産党の「アリペイ統制」

スマートフォン決済アプリ「支付宝(アリペイ)」を手がけるアリババ傘下の金融会社アント・グループは、香港・上海で計画していた新規株式公開(IPO)を延期すると発表しました。

アント、香港・上海上場を延期 中国当局が創業者ら聴取

これは、アリババ創業者のジャック・マー氏が中国金融当局の聴取を受けたことが理由です。中国当局は、デジタル人民元の発行を目指していますが、その一方で、民間金融のフィンテックとよばれるデジタル通貨について、統制を強めています。

記事によれば、マー氏は10月下旬の上海市の講演で「良いイノベーションは(当局の)監督を恐れない。ただ、古い方式の監督を恐れる」などと述べる一方、アントは上場後の自社株を組み込む投信をアリペイで販売しており、株価のつり上げにつながりかねないとして、当局の不興を買ったとみられています。

習近平政権は、「天網」という監視カメラ網を中国全土に張り巡らせ、AIを使って中国人民1人1人を監視しています。2021年には中国全土の監視カメラは5億6,700万台になる見込みであり、じつに1台の監視カメラあたり3人を見張る体制となります。

世界の都市のうち、監視カメラがもっとも多いのが北京で、その次が上海です。監視カメラが多い都市のベスト20のうち、18位までを中国の都市が占めるとされています。

世界で監視カメラが多い都市 中国がトップ20中18を占める

先日、中国政府は国家安全維持法を香港に施行しましたが、もちろん、中国本土にも2015年に国家安全法を施行し、人権弁護士や活動家を次々と逮捕・拘束しました。

そのような習近平政権ですから、すべてを自分たちのコントロール下に置かなければ、気が済まないわけです。当然、アリペイの利用履歴などのデータはすべて当局に握られます。企業側は「握られていない」と反論するでしょうが、データを押さえなければ、統制下に入れる意味がありませんので、必ず握られています。

(この続きはMAG2NEWS「日本人にも監視の目。キャッシュレス決済で中国に握られる個人情報」でご覧いただけます。)

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2020年11月配信分
  • 危険なRCEPより中国排除のTPPで日台連携を/何でも政局化させる国民党の「万年野党化」ぶり(11/18)
  • バイデン次期大統領に世界から上がる不安の声、日本自立のときがきた/中華世界ではいまなお暴力が文化(11/11)
  • 日本人も他人事ではない中国共産党の「アリペイ統制」/台湾ドンキ1号店のスタッフ募集に台湾人2倍の申込みがあった訳(11/4)

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2020年10月配信分
  • 日米同盟の強化にもつながる「日台交流基本法」の早期制定を/学習院での講演会報告(10/28)
  • まぐまぐ大賞2020のお知らせ、お願い(10/22)
  • 嫌われても世界に中華思想を押し付ける中国/中国の「戦狼外交」は必ず自滅する(10/21)
  • 台湾人スパイの懺悔をでっち上げる滑稽な中国の焦り/日本学術会議こそ中国の「三戦」を研究せよ(10/14)
  • なぜ日本の学者は中国の軍事的脅威をわざと無視するのか/台湾の若き政治家たちへの期待と長年の愚民教育への懸念(10/7)

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2020年9月配信分
  • 対米戦略に国連中心主義を持ち出した中国の欺瞞/「中国の台湾化」が世界を救う(9/30)
  • 人民解放軍の「文攻武嚇」PRのお粗末ぶり/習近平が目指す全体主義の正体(9/23)
  • 強まる弾圧と狭まる習近平包囲網/歴史を知らない韓国人が歴史を説教する厚顔(9/16)
  • 9月15日から、ついに世界で敵と味方が明確になる/中国と絡むと映像作品も政治になる(9/9)
  • 安倍首相辞任、次期総裁選びと親中派の焦り/世界の民主主義国が台湾を訪れて連帯を示し始めた(9/2)
  • 【号外】次期政権で対中政策はどうなる? 黄文雄新刊『親中派の崩壊』(9/1)

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2020年8月配信分
  • チベット人の自由と権利のために戦った女戦士の死/世界が辟易し始めた韓国のご都合主義とOINK(8/26)
  • ドル経済圏から追放される中国の焦り/台湾に受け継がれる日本人の自然観(8/19)
  • なぜいま中国は香港民主活動家を次々逮捕するのか/香港潰しの次に中国は確実に台湾を狙う(8/12)
  • 反日親中メディアの終焉/李登輝元総統との思い出と台湾が抱える課題(8/6)
  • 李登輝元総統が逝去されました(8/5)

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image by:humphery / Shutterstock.com

黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』(2020年6月10日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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