改正郵便法が成立 土曜配達、来秋にも廃止
普通郵便物の土曜日配達と翌日配達を廃止するための改正郵便法が、27日の参院本会議で可決、成立した。これを受け、日本郵便は土曜・翌日配達を来年秋にも廃止する方針。郵便物の減少に対応するとともに、郵便局員の労働環境の改善につなげる狙い。
同改正法は、郵便局を舞台としたかんぽ生命保険の不正販売問題への対応を優先するため、国会提出が遅れていた。
法改正により、普通郵便物の配達頻度は「週6日以上」から「週5日以上」に緩和。日本郵便は日曜に加え土曜配達を取りやめるほか、普通郵便物の翌日配達も併せて廃止する。(2020/11/27-12:43)