なぜ「即座に発信」する人間は、周りの人たちに助けられるのか

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どんな職場であっても、困っているときに手を差し伸べたくなる人とそうは思えない人がいるものですが、その差はどこから生じるものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、周りが助けたくなるタイプの人の「大きな特徴」を紹介しつつ、読者に対して常に心がけることを強く勧めています。

即時の発信

周りの人が助けてくれる人には、大きな特徴があります。即時の発信ができる人です。人から何かを教えてもらったら、即座に発信する。お客様が何かを買ってくれたら、即座に発信する。そうした即時の発信ができる人というのは、いつどんな時でも、上司や部下や同僚や、お客様まで、いろんな人が助けてくれます。

そんな人たちがやっている即時の発信というのは、実は誰でも簡単にできます。やるかやらないかの違いなだけで、やること自体はとてもシンプルなことなんです。

具体的にどういうことかというと、例えば、上司や誰かから仕事について話を聞かせてもらったとしましょう。仕事をどうすればもっとスムーズにやれるようになるのか、どうすればもっと成長できるのかなど、いろんな話を聞いていく中で、「じゃあこうしたらいいよ」「それならこういう勉強をすると良いよ」といったことが出てきます。

ほとんどの人はそうした話を聞いて、「わかりました、ありがとうございました」とだけ伝えて、それで終わりです。教える側の人も、教えた時にはほとんどの人がそうなので、それで終わりになります。

しかし、即座に発信する人は、「わかりました、じゃあすぐにやります」と実際に行動に移します。「すぐにやります」と口で言うだけでなく、実際に「行動という発信」をするのです。「こういう本を読むと良いよ」と言われたら、その次の日にはもう読み終えていたりするわけです。すると教えてくれた相手は、「こいつはすぐに動くんだな。だったら、もっとこういうことを教えてみようかな」と、その先のことまで教えたくなってきます。

お客様との会話の中でも似たようなことが起こりますよね。「ここの〇〇が良いのよ」と聞いたら、即座に調べて手に入れてみたり、実際に行ってみたりする。すると、次に会った時にはお客様にその話ができます。お客様は、「もう行ったの?」と驚かれ、「だったらこの人にはもっとこうしよう」と考えて話をしてくれるようになります。それだけで、その販売員のことを忘れることはなかなかなくなるのです。

今は話を聞いた時のことを言っていますが、相手が何か行動してくれた時にも、即座の発信というのは重要になってきます。例えば、仕事でお世話になった相手がいたら、すぐに御礼やその先の話について連絡を入れるというのもそうです。

お客様相手にサンキューレター的なものを出す店もありますが、あれも即座にやるのと、そうでないのとではかなり効果が変わります。どんな場面でも、即座に動くというのはとても大事なことなんですね。

今日の質問です。

  • 即座に発信をするという行為には、どんなことが当てはまると思いますか?
  • 実際にすぐに動くためには、日頃からどんな行動の仕方を心がけますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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