全日空、冬の一時金ゼロ コロナ禍で初、日航は8割減
全日本空輸は30日、冬の一時金を初めてゼロとすることで労働組合と妥結した。新型コロナウイルスの影響で旅客需要が激減し、業績が大幅に悪化。固定費圧縮のため、冬の一時金ゼロや給与の減額などで一般社員約1万5000人の年収を3割削減する方針を労組に提案していた。月額給与などの協議は継続している。
日本航空も同日、冬の一時金について前年比8割減の0.5カ月分で労組と妥結した。
全日空の冬の一時金ゼロは記録の残る1962年以降で初めて。夏の一時金は1カ月分に半減させた。月給については一律で5%カットする方針で、遅くとも来年1月に始めたい考えだ。(2020/11/30-21:29)