獣医師が伝授。犬猫が寒がっているかどうかを簡単に見分ける方法

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日本列島を再び襲っている、新型コロナウイルス の「第3波」ですが、人間だけでなくペットも対策が必要なのはご存じですか? 例えば、人間が気軽に使っている消毒液も、ペットにとっては危険なものが多いと教えてくれるのは、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生。実は「エタノール消毒液」を犬猫に使用してはいけない、安全に消毒する方法等、私たちが意外と知らない常識を教えてくれています。

犬も猫も寒いです!家庭でできる「寒さ対策」について

よく、飼い主さんから聞かれる事ですが「犬や猫も人間同様に冬は寒いんですか?」と言うご質問です。

一般的に犬や猫の体温は、人間の平熱よりも高いです。38度が目安になります。

40度を超えると高熱という扱いになり、逆に37度を下回ると低体温と判断されることが一般的です。

ただ、犬も猫も体温調整ができませんので、飼い主さんがやってあげなければなりません。

今回は、家庭でできるペットの「寒さ対策」についてお伝えしていきたいと思います。

1)犬や猫が寒いのか判断する方法

寒がっているかどうかを判断する方法の1つとしては、犬や猫が「毛を立てている」かどうかを見ることです。毛を立てることによって、断熱し、体温が低下することを防ぐと言われています。

もし、毛を立てているかどうかわかりにくい時には、もう1つ方法があります。それは、前足や後足の末端や肉球を手で触ってみてあげてください。冷たいときには、寒さを感じている可能性があります。

2)寒さ対策方法 簡単グッズ

寒さ対策としては、暖房などで室温を上げる、毛布などで包んであげることが考えられます(毛布はふわふわしたものがおすすめです)。

あとは「湯たんぽ」もおすすめです。最近小さくてゴムでできているものが100円ショップにも売られています。人肌くらいのお湯を入れて使ってあげてください。

●まとめ

犬や猫を温めるには、これらをおこなう事で、体温が下がるのを防げるのではないかと思います。特に、犬や猫が子供だったり高齢、病弱の場合には特に注意して欲しいです。

低体温になると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなりますので十分に注意してあげてください。

image by: Shutterstock.com

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satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

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