米大統領選をめぐる「陰謀論」が世界の人々を熱狂させる3つの理由

shutterstock_1862530873
 

バイデン氏の勝利が確実と報じられてから約1カ月が経過するも、いまだ波乱が続いているアメリカ大統領選挙。話は、トランプ陣営の主張する「不正投票疑惑」からさらに拡大し、オバマ&クリントン元大統領やCIA、そして中国共産党も絡む一大「事件」へと発展しつつあります。……と、まるでTVドラマのような展開が全て「真実」であれば世界的な大問題ですが、メルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者で心理学者の富田隆さんは、米大統領選をめぐる裏情報は「陰謀論」である可能性が高いとしながらも、つい世界中の人々が熱狂してしまう「3つの理由」をあげ、その背景にある「世界の転換点」とも言えるパワーバランスの変化を指摘しています。

まるでドラマ『24』のような米大統領選挙と世界の転換点

テレビドラマのような展開になってきた米国の大統領選挙の様子を、きわめて無責任に楽しんでおります。

日本のニュースでは見事なくらいに全く報道しない不正選挙の手口が、日を追って次々に暴露され、そのあまりの多彩ぶりに、「やはりこれはドラマじゃないだろうか?」と、時々、「現実感喪失」状態に陥ったりしております。

今回、得票を自由に遠隔操作できることが明らかになったドミニオン社の集票計算システムですが、同社の背後にCIAだけでなく、ジョージ・ソロスや中国共産党の影が見え隠れし始め、事態はいよいよ国際的な謀略事件へと発展しつつあるようです。

これではまるで、ジャック・バウアーが大活躍するTVシリーズ『24』のようではありませんか。

私も、最初の内こそ、次から次へとネットに上がる不正疑惑にも半信半疑でしたが、「こんなの、まさかね~。ガセじゃない?」と思っていたネタに意外な証拠が出てきたりするので、次第に当方の「デマセンサー」のガードが低くなり、ますます騙され易くなり、「陰謀論者」への道をまっしぐらといった感じです。

アブナイ、危ない。

とは言うものの、このドラマ(?)、オバマ前大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官、ベネズエラのチャベス元大統領など、登場人物も増える一方で、米国の憲法や選挙制度などにも詳しくなり、サスペンスも盛りだくさんなので、かなりハマってしまいます。

だって、フランクフルトのサーバーをめぐって、CIAと米陸軍デルタフォースが銃撃戦になり6人が死亡なんてとんでもない話を、退役した将軍がインタビューに答えて公共の電波に乗せちゃうんですから、これはもう『24』とかよりも話が大きくなりつつあります。

一部でささやかれているように、ドミニオンを使って中国共産党とCIAが選挙に介入していたなんてことが明らかになったら、内乱や戦争になりかねません。

私が「まさか」と疑う一方で、「もしかして……」と情報を集めてしまう気持ちもお分かりいただけるのではないでしょうか。

今日(12月7日)現在、どんな展開になっているかというと、トランプ弁護団のカリスマ的指導者であるルドルフ・ジュリアーニ弁護士が、新型コロナウイルスに感染したというニュースが日本の新聞にも発表されています。

トランプ大統領に不利な情報なら、かなりのガセネタでも報道するというのが日本の新聞の基本姿勢であることを考慮すれば、これは明らかにトランプ大統領のピンチです。

つい先ごろ、ジョージア州選管の不正行為を録った防犯カメラの映像が証拠として提出され、さすがのケンプ州知事も郵便投票の署名などを「初めて」検査するように指示を出しました。これで、不正な投票が取り除かれれば、ジョージア州ではトランプ大統領が逆転勝利する確率が高くなります。

トランプ陣営に追い風が吹き始めた矢先のジュリアーニ氏感染でした。

案の定、ケンプ州知事は、またまた態度を翻し、不正隠蔽の側に舵を切ったようです。

ますます、事態は混迷の度を深め、サスペンスは盛り上がり、ハラハラドキドキの連続です。

print
いま読まれてます

  • 米大統領選をめぐる「陰謀論」が世界の人々を熱狂させる3つの理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け