親から「山」を相続、生活にどう活用?人気コンサルからの提案は

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もしあなたが親から山を相続したら、どのように活用しますか? ただでさえ地方の過疎化が進み、高齢化も著しい日本で山を活用するアイデアはなかなか浮かばないのではないでしょうか。『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江さんの元に今回、読者から「山を相続したが活用法を教えて欲しい」という相談が寄せられました。永江さんは、過去に「無料開放」で失敗した事例をあげ、ある「有料施設」に活用することを提案。その施設とは何でしょうか?

相続した地方の山に活用法はあるか

Question

shitumon

最近、四国の西側の山を相続することになりました。ただ現在何か山を活用することはなく、固定資産税を毎年払っています。昔は木を売って生活費の足しにしていたみたいですが、特に今はそういったことはしていません。

現在、関東に住んでいるため何もしていませんが、できれば山を活用できればと思うも案が思い浮かびません。永江さんであれば、山をどのように活用しますか?

永江さんからの回答

山の相続については今後日本中で出てくる難しい問題だと思うのですが……

よく「開放して入山自由にしたらどうか」という人がいるのですがわたしはおすすめしません。だって誰でも好き勝手に入れたら焚き火で山火事が起きたり大型家電などのゴミ捨て場になったり若者の遊び場になったり、無法地帯化するのが目に見えているから。

以前ブログに詳しく書きましたが、一言で言うと無料サービスは顧客層がDQNになるんです。かつて美濃部都知事が神代植物園を無料にしたところ、植物は持ち去られ、落書きだらけになり荒れ果てました。また多摩川河川敷のバーベキュー場も有料化したところキレイになり、無料エリアは悲惨なことになったそう。

わたしなら手間がかかるだけなので山なんて相続しませんが、もしアクセスしやすい立地ならキャンプ場にするのは良いかもしれません。ただ管理人を置かないといけませんし、掃除や集客などの初期投資も必要です。

もし関東在住で定期的に管理出来ないなら、思い切って自治体に寄付するのも一つの手だと思います(なかなか受けてくれないとは思いますが……)。

image by: Shutterstock.com

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