菅首相、反省後も会食を“はしご”。批判殺到で自民党の忘年会中止相次ぐ

2020.12.17
by tututu
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菅義偉首相が新型コロナウイルスの感染対策を呼び掛けた直後に、都内の高級ステーキ店で大人数で会食したことに批判が殺到している。菅首相は「国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省している」と釈明したが、自民党では大人数での会食の中止決定が相次いでいると時事通信などが報じている。

批判されても会食を辞めない菅首相

菅首相は14日夜、自民党の二階俊博幹事長やプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長ら8人が集まった忘年会に参加。5人以上の会食の自粛を呼びかけながら、自らがそれを破るような行為に与野党から苦言を呈されていた。

菅首相は16日に反省を口にしたが、その日の夜も2件の会食を“はしご”。メンバーはいずれも4人以内だったとしているが、「GoToトラベル」の全国一斉停止を発表した直後だけに、その行動に疑問が持たれている。

多くの批判を受ける中で、二階派と岸田派は17日に予定していた忘年会の中止を慌てて決定。18日夜に行われる予定だった二階幹事長と佐藤勉総務会長ら総務会メンバーによる会食も取りやめとなった。

自民党議員による政治資金パーティーも

自民党では今月4日に、厚生労働委員長を務めている渡嘉敷奈緒美・衆院議員が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになった。

現在、渡嘉敷氏は療養中だが、15日に本人不在の中、都内のホテルで政治資金パーティーを開いていたことを週刊文春が報じている。

記事によると、田村憲久厚生労働相、茂木敏充外相、小泉進次郎環境相、下村博文政調会長などが参加したといい、感染拡大が叫ばれている中でのパーティー開催は大きな波紋を呼びそうだ。

国民たちには会食の自粛、大人数で集まらないようにと要請しておきながら、自分たちはその言葉と裏腹な行動をする。国会議員であれば許されると考えているのか。批判は収まりそうにない。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: 首相官邸

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