上司との「つまらないランチ」をうまく断る、目からウロコの方法

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見てもいない野球やドラマの話やつまらない自慢や噂話で時間が過ぎていく職場のランチタイムにストレスを感じていませんか?おしゃべりしながらのランチは感染症対策的にも問題があり、上司の誘いでもうまく断りたいもの。メルマガ『井ノ上陽一の雇われない雇わない生き方への道』著者で税理士の井ノ上陽一さんは、公務員時代に角が立たずにきっぱり断る方法を見つけたそうです。貯金ができて自由に使える時間もでき、人生を変えた「うまい断り方」を教えてくれます。

うまい断り方

公務員時代、これはうまくいったなということの1つに、ランチを断ったことがあります。勤めていると、ランチの誘いがあり、めんどくさいことも多いでしょう。当初は、同僚と、外で食べていましたが、だんだんやらなくなり、職場の上司(私以外全部上なので)と食べることも。

これがまためんどくさいわけです。気を使いますし、なにか勉強になるわけでもないし。おごってくれるわけでもないし(おごってもらったら余計に嫌ですが)。

近辺の飲食店は、おいしいところがなく、しかも無駄に高いです。1000円から1500円も。ランチのあと、コーヒーを飲みに行き、さらに数百円かかるのもストレスでした。混んでいて、待たされることもありますし。

一緒にランチへ行くとなると、ランチのスタートも待たなければいけません。電話中だったり、「ちょっと待って」だったりして、すぐに食べに行けないのもストレスでした。育ち盛りでしたので(当時24歳)、おなかペコペコなのに。

そこで思いついたのが弁当でした。最初は、コンビニで買って行っていましたが、そのうち、自分で弁当をつくって持っていくようにしたのです。ランチにストレスを感じていたとき、ふと気づくと、弁当組がいます。自分で弁当をつくっていけば、「弁当なので」とランチに付き合わなくていいのです。これはいいやと、弁当をつくりはじめました。

もともと、自炊はしていて、夜はほぼつくっていたので、その残りを詰めるだけです。しかも安く済みます。ランチだと1,000円×20日×12か月=24万ですから。これが3年ちょっと。公務員を辞めるときに、貯金として残っていたので、税理士試験に専念できました。こう考えるととてつもないメリットです。

お金とストレスの関係でいうと、

  • お金をもらってストレス
  • お金がかからずストレス
  • お金を払ってストレス

があり、ランチは、お金を払ってストレスでした。

「すいません、弁当持ってきてるので」と大義名分をもって断ることができ、「井ノ上は、弁当組」と認識してもらえば、ランチに誘われません。

ランチの時間になれば、すぐに弁当をささっと食べ、その後の時間を自分のためだけに使えます。残業をしないために仕事をすることもできますし、プログラミングの研究をすることもできますし、寝ることもできるわけです。我ながらうまい断り方だったなと思います。

その後の職場でもずっと弁当だったので、そのストレス軽減効果とお金節約効果は、計り知れないものです。税理士受験中は、自由時間を勉強に充てていましたので、おおげさではなく、人生を変えた断り方でした。

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