外食チェーン、営業短縮 牛丼持ち帰りは継続検討―緊急事態宣言

2021.01.07
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by 時事通信


牛丼チェーンの吉野家=東京都中央区

牛丼チェーンの吉野家=東京都中央区

 会食での新型コロナウイルス感染リスクが指摘される中、外食チェーン各社は東京都など1都3県で営業時間短縮の要請に応じる方針だ。一方、少しでも売り上げを確保するため、牛丼チェーン各社は夜間の持ち帰りや宅配を継続したい考え。
 ファミリーレストランでは、は8日以降、1都3県の約560店で酒類の提供は午後7時でやめ、午後8時に閉店する。「ロイヤルホスト」などを運営する、「ガスト」などを展開するすかいらーくホールディングスも政府の要請を受け入れる。
 牛丼の「すき家」「吉野家」「」も営業時間を短縮する。すき家は東京で8日から、埼玉県では12日から店内飲食は午後8時までとし、夜間は持ち帰りや宅配のみ行う。吉野家や松屋も夜間の持ち帰り・宅配継続を検討。夜間に働くアルバイトらの雇用を守る意味合いもある。
 今回は酒類を提供しない飲食店も12日から時短要請の対象に入る。新型コロナ流行下でも好調だったファストフードでは、日本ケンタッキー・フライド・チキンが12日から1都3県の約370店を原則午後8時で閉店。「夜間は外出を控える状況に配慮」(広報部)し、午後8時以降は持ち帰りやドライブスルーも取りやめる。日本マクドナルドは、都内は8日から、神奈川、埼玉、千葉の店舗では12日から店内飲食を午後8時で原則休止。夜間は持ち帰りやドライブスルーのみ対応する。
 居酒屋では、が「和民」など直営約140店で8日から午後8時までの時短営業や一時休業を実施。ラーメンのも閉店を原則午後8時に繰り上げる。(2021/01/07-22:52)

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