先日、23歳の女性Aさんからのご相談をお受けしました。Aさんは14歳年上の彼と交際しているということだったのですが、これが大変よく頑張っていらっしゃるお話だったのです。「これはいいご相談(交際のお話)だったなぁ」と思ったので、今回ご紹介させていただきたいと思います。
まず相談として仰っていたのは、「彼のLINEが冷たい」「素っ気ない」と。それについてイラッとしてしまうと同時に、「好きな人ができたのでは…」と心配になってしまうというものでした。
お気持ちわかるかたも多いのではないでしょうか。ではこんなとき、みなさんだったらどうしますか?
自分をコントロールしよう
イラつく気持ちと、心配になる気持ちが混在している。このようなときに口を開くと、およそ攻撃的になってしまうものです。…といいますか、攻撃的な人でないと口を開けないのです。そうでない人は、何もいえずに落ち込んでしまうのがパターンです。
では、Aさんはどうしたのか。Aさんはですね、イラッとした気持ちをおさえて「きょうは疲れちゃったから寝るね。おやすみなさい」と、やりとりを終わらせるようにしていたそうです。
私は、これをいっぱい誉めました。これができるのは大したものなのです。「これ以上喋ってしまうと(LINEのやりとりをしてしまうと)、彼を攻撃してしまうのがわかるので、強制的に終わりにする」と。よく自分をコントロールできているなぁと感心しました。
でも、面白い続きがありまして。「きょうは疲れちゃったから寝るね。おやすみなさいと伝えた後に、『そっか、おやすみ』と能天気に返事されると、またイラッとするんです!」
お気持ち、わかりますよね。「私の気持ちに気づいてほしい。フォローしてほしい」のです。そうそう、ある時は「体調悪いので、きょうは早く寝ます」と伝えたそうです。それでも「そっか、ゆっくり休んでね」というだけで心配してくれない、と。
ここで、私は伝えてあげました。「彼は心配してくれている方だよ」と。「そっか、ゆっくり休んでね」すら、いってくれない人もいるわけです。そう考えたら、彼はできている方なのです。