試験場で大暴れ!? 共通テスト「鼻出しマスクで失格」に受験生らの本音は

2021.01.18
by tututu
shutterstock_702811003
 

従来のセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」が16日と17日に実施され、マスクから鼻を出して試験を受けていた受験生が、繰り返し注意をされても正しく着用せず、不正行為と認定され失格となった。大学入学共通テストを運営する大学入試センターが発表した。これに対して、「決められたルールだから仕方がない」「さすがに失格はかわいそう」など賛否両論の声が上がっている。

マスクから「鼻出し」で6回の注意も無視

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、初めて行われた大学入学共通テスト。このテストを入試に利用する大学や短大などは計866校にのぼり、多くの受験生にとって最初の関門となる。

使用する座席数を減らしたり、定期的に教室の換気を行うなど、例年とは異なる形で実施されたが、中でも「マスク着用」は全受験生に義務付けられていた。

しかし、失格となった受験生は16日の東京都内の会場で、試験中に鼻を出したままマスクを着けていた。試験監督者が鼻まで覆うよう6回注意したが従わなかったため、不正行為とみなしたとしている。

この受験生は40代で、失格を告げられた後、会場内のトイレに立てこもり警察に退去させられていたことがわかったと毎日新聞が報じている。

【関連】「老害とスマホ世代が共に淘汰される」アフターコロナを有利に生きる方法

【関連】政治家が責任逃れのために自粛を強要するニッポンの「緊急事態」

近くの席にいたという別の受験生からは、「(注意された受験生は)大暴れしていて迷惑だった」「この受験生が教室から出ていかないから、他の人たちが別教室に移動することになった」「携帯電話を取り出して、試験監督者を録画していた」などの情報がツイッターで上がっている。

マスクの「不正着用」で失格に賛否両論

事前に配布されていた「受験上の注意」には以下のように書かれている。

  • 「マスク(予備のマスク含む。)を持参し、試験場内では常にマスクを正しく着用してください。フェイスシールド又はマウスシールドの着用のみでは、受験することはできません。」
  • 「感覚過敏等によりマスクの着用が困難な場合は、『医師の診断書』を提出して受験上の配慮申請を行い、別室での受験を申請する必要があります。」

失格となった受験生は、この受験上の注意に従わなかったということになる。

【関連】ここにも竹中平蔵氏の影。菅首相のぐだぐだコロナ対策「諸悪の根源」

これに対し、「みんな同じ条件で息苦しい中やってるんだから例外は認められない」「鼻を出しているのはマスクをしていないことと一緒」「マスクがどうという前に、試験監督の注意を聞かない時点で失格」などの声が聞こえてくる。

一方、「鼻までマスクをしているとメガネが曇る」「本当に息が苦しかったのかもしれない」「これまでの勉強が無駄にならないためにも、再試験は受けさせてあげてほしい」という擁護する声も上がっている。

【関連】ブラック企業アナリストが暴露。日本人の給料が上がらない複雑な事情

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

※一部追記しました。

image by : shutterstock

print
いま読まれてます

  • 試験場で大暴れ!? 共通テスト「鼻出しマスクで失格」に受験生らの本音は
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け