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日経平均終値2万8,756円、30年5か月ぶり高値へ。米株高とワクチンに期待感(1/21)

きょうの日経平均株価は、233円(0.82%)高の2万8,756円で取引終了。1990年8月3日以来、約30年5か月ぶりの高値となりました。(『ハロー!株式』)

日経平均株価終値は反発、前日比+233円の2万8,756円

本日の日経平均株価は、233円(0.82%)高の2万8,756円で取引終了です。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

民主党のバイデン氏が新大統領に就任し、財政出動の拡大や新型コロナワクチンの普及で景気が持ち直すとの期待、また混乱なく就任式が進行したことも相場上昇を後押しし、主要3指数はいずれも史上最高値を更新。

NYダウは257ドル(0.8%)高の3万1,188ドル、ナスダックは260P(1.9%)の大幅高で1万3,457P、そしてS&P500種指数も52P(1.3%)高の3,851P。

これを受けて東京市場も朝方から幅広い銘柄に買いが先行。特にソフトバンクなど情報通信、石油、金属などの上げが目立ちます。一方、NY市場で半導体株指数(SOX)が唯一下げたこと、またこれまで大きく上昇した後だけに東京エレクトロン、レーザーテック、アドバンテストといった半導体関連の一角は下げています。新興市場のマザーズ指数は46P(3.7%)の大幅高で1283です。

業種別では、情報通信、石油、金属、建設、精密などの上げが目立ち、一方で電力、銀行などは下げています。

個別銘柄では、行方不明が噂されていた中国のアリババ創業者ジャック・マー氏が88日ぶりに公の場に姿を現したことで安心感からアリババ株が上昇。出資しているソフトバンクGも252円高の8,946円と株式分割考慮後で2000年3月以来約20年10ヵ月ぶりの高値水準まで上昇。

一押しのパナソニックが4日連続高で66.5円高の1,404円と1,400円台に乗せて昨年来高値更新。新型コロナウイルスのワクチン輸送・保管向けの保冷容器を開発したと報じられ、好感した買いが膨らんでいます。

ワクチンの保冷庫の生産体制について、月産台数を従来の10倍強に高めたと報じられたツインバードも6日連続高で90円高の1,875円と値を飛ばしています。

その他、クラウドファンディングのプラットフォームを運営するマクアケが1,280円高の9,490円、デジタル庁関連のサイバーリンクスが295円高の2,480円、日本M&Aセンターが540円高の5,920円。

5GやEV関連の需要増で増配意向の北興化学が86円高の1,298円、病院向け生体情報モニターの日本光電が214円高の3,115円、電子商取引(EC)のプラットフォームを手掛けるBASEは1,930円高の1万2,940円と大幅高です。

本日の新高値銘柄は、デジタルアーツ、キッコーマン、太陽HD、ツガミ、富士通、パナソニック、シャープ、TDK、太陽誘電、三井物、ソフトバンク……等々です。

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