アパレルに特化した米国発の中古品売買アプリPoshmarkがついに上場。女性心を上手にくすぐるサービスでありながら、実は男性がメインでマネジメントしているというPoshmark。新規上場申請のための目論見書から、サービスの強みを解説していきます。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)
※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2021年1月16日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。
Poshmarkってどんなアプリ?
私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeのほうも多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間がない」というお声を多数いただいています。
この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。
――(Asako)皆さん、こんにちは。今日は、PoshmarkのS-1(新規上場申請のための目論見書)についてシバタさんに解説していただきたいと思います。シバタさん、よろしくお願いいたします。
――Poshmarkはアパレルに特化した中古品売買のアプリです。基本的な仕組みはメルカリと同じくC2Cのマーケットプレイス型で、セラー(売り手)とバイヤー(買い手)がいて、セラーが出品したものをバイヤー側のユーザーが購入する形になっています。
――また、Poshmarkの場合は、ソーシャルインタラクションを強く押しだしており、いいね!やシェアができるフォロー機能があり、Instagramのようなストーリー機能も使えるようになっています。
(シバタナオキ)特に若い女性に大人気の昔からあるサービスです。僕もマネジメントの人に何回か会ったことがあり、ついに上場か!という感じで若干思い入れがある会社です。
――お知り合いがいらっしゃったのですね!
――先ほど、シバタさんもおっしゃったように、UIは上図のような感じで女性心をくすぐるようなデザインやフォント、また、出品者の画像も結構洗練されている印象のアプリになっています。
これを作っている人たち、マネージメントはみんな男性ですよ!
――そうなんですね!
僕はすごく驚きました。言い方は悪いのですが、なぜ、あのオジサンたちがこういう若い女性向けのアプリをきちんと作れるのかがいまだに疑問ですが、才能がある人っているのですね。
――面白いですね。てっきり女性の方がメインでデザインされているのかなと思っていました。
会社に行くと、女性社員はたくさんいました。でも、当時のマネジメントは全員男性でしたので、ちょっと不思議だなと思って見ていました。