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日本中の居酒屋が消滅も。2020年の外食売上は調査開始以来「最悪」に=児島康孝

2020年外食産業全体の売上高は前年比15.1%減と、調査開始以来で最悪の結果となりました。ファーストフードの健闘を除けば、壊滅的なダメージを受けています。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)

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2020年の外食売上高、過去最悪「15.1%減」

外食産業の業界団体である日本フードサービス協会は1月25日、2020年の外食産業の売上高の状況を発表しました。

2009年は、前年のリーマン・ショックに伴う売上不振で前年比1.5%減。2020年は、リーマン・ショックとは比較にならないほどダメージが大きく、前年比15.1%減となりました。

この外食産業の調査は1994年から始まり、2020年は、調査開始以来、最大の下げ幅です。おそらく、戦後でも最大級に近いでしょう。
※参考:外食産業市場動向調査 令和2年(2020年)年間結果報告 – 日本フードサービス協会

業態によっては売上半減も

内訳を見ますと、より悲惨な現実が浮かび上がります。

パブ・居酒屋:49.5%減(前年比)
ディナーレストラン:35.7%減
喫茶:31.0%減
ファミリーレストラン:22.4%減
ファーストフード:3.7%減

ファーストフードはなんとか持ち堪えましたが、パブ・居酒屋は売上が半分しかありません。いかに、コロナが、大きなインパクトであったかが、よくわかります。

Next: 数字は「平均値」。一部の勝ち組以外は壊滅的なダメージを受けている

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