使った物を元の場所に戻さない同居のお年寄りとうまくやる方法

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加齢とともにさまざまな機能が低下するのは当然のことですが、そのスピードを緩やかにし快適な日常生活を送れることができるのなら、当人にとっても周囲にとっても幸せなことではないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、自身が直面しているとある「問題」と、日々実践している解決策を記しています。

徐々に低下するもの

さて、本日は我が家の危機のお話。

最近困っているんですよね~。家の中で、あるべき場所にあるべきモノが無いんですよ。どの家庭にも

  • コレはココ、アレはソコ

っていう決まり事がありますよね。それを守ってくれないんですよ。

  • 義母が( ̄∇ ̄)

……。むーーん。

片付けには、いくつかの鉄板があるもんですが、そのひとつが

  • 定位置を決める
  • そこに戻す

です。ま、考えてみりゃ当たり前です。

逆にこれができない時には、定位置自体が誤っていることが多いんです。

モノには戻しやすい場所ってあるんですが、ということはこの逆、戻しにくい場所もあるんですよ。こういう、戻しにくい場所を定位置として決めてしまうと、さあ、大変。

みんなが戻せないのに、ルールを守れなくてイライラしちゃう。こういうことが起こりやすいんですね。

ま、今回はこの話じゃないんで、このへんで終わりにして。閑話休題。

で、オットの母と同居しているんですが、新型コロナの自粛生活が長引いているせいか、とにかく動かなくなってきています。ほとんど自室に引きこもって、食事のときに出てくるだけ。ワンコの散歩もあんまりいかなくなっちゃったし。

動かなすぎることが、もともと衰えてきている筋肉を更に衰えさせているようなんですよ。オトシヨリあるあるですよね。身体を動かすことで、いろいろな刺激を受け取ることができるので動かないということは、

  • 刺激を受けない

ということです。もうね、こうなると、筋肉だけの問題じゃなくて記憶とか生活習慣とか、いろんなことがトロくなっちゃうみたいなんですよね。

でね。困っているのが、モノを使った後元に戻さなくなったことです。

  • コレはここ アレはソコ

を守ってくれなくて、テキトーなところにポイ。で、ポイしたことも忘れちゃう。よーーく考えさせると思い出すんですが。

おそらくオトシヨリと一緒に暮らしている方は、同じような体験をされているんじゃないかと思うんですが。

で、どうしているのかというとですね。もう

  • 力技

です。要は、

  • コレはここ アレはソコ を繰り返す
  • テプラでココ用ソコ用と貼りまくる
  • 複数準備して、ポイされてもOKにする

ですね( ̄∇ ̄) いや、工夫がなさすぎる気もするんですが現在のところ、これ以外に思いつかないんですよ。

特に効果があるのは、繰り返し場所を話すことですね。本人も自分がトロくなっている自覚があるので、そこそこ頑張るんですよ。

もうひとつ、効果があるだろうと思うのは、最初に戻って

  • 身体を動かさせること

です。もともと日常生活の中にあった運動をしなくなったことがきっかけなんじゃないかと思っているので、以前と同じように運動をさせたら、ちょっとはマシじゃないかと期待しているんです。

オトシヨリの機能は、徐々に低下していくもの。そうだとしても、運動と繰り返し言い聞かせることで少しでも低下のスピードを落とせたらいいなと思っています。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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