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米国経済見通しの不透明感は払しょくされず

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 米商務省が1月28日発表した2020年の国内総生産(GDP)速報値は、前年比-3.5%となった。商務省によると2020年の米国経済は1946年以来の大幅な落ち込みを記録した。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するための経済規制措置が導入されたことによって、サービス業の多くが打撃を受けたことが、マイナス成長となった要因とみられている。昨年10-12月期の経済成長率は前期比年率+4.0%にとどまり、市場予想をやや下回った。

 ウイルス感染の再拡大によって個人消費の伸びは市場予想を下回っており、この状況が大幅に改善されない場合、今年1-3月期の米経済成長率はさらに鈍化する可能性がある。新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況次第では、景気回復のペースはやや加速する可能性は残されているが、米国経済見通しについては、予断を許さない状況がしばらく続くとみられる。
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