山田広報官「深く反省」、辞任せず 菅首相長男接待、働き掛け否定―衆院予算委

2021.02.25
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by 時事通信


衆院予算委員会で答弁する山田真貴子内閣広報官。後方は武田良太総務相=25日午前、国会内

衆院予算委員会で答弁する山田真貴子内閣広報官。後方は武田良太総務相=25日午前、国会内

 菅義偉首相の長男らによる総務省幹部接待問題をめぐり、衆院予算委員会は25日午前、総務審議官時代に高額な接待を受けていた山田真貴子内閣広報官を参考人として招致し、質疑を行った。山田氏は「公務員の信用を損なったことを深く反省している。本当に申し訳なかった」と陳謝した。立憲民主党の黒岩宇洋氏への答弁。
 山田氏は「今後、職務を続ける中で、できる限り自らを改善したい」と述べ、引き続き内閣広報官を務める意向を示した。
 山田氏は2019年11月、首相の長男を含む放送関連会社「東北新社」関係者と東京都内で会食し、飲食代約7万4000円は同社が負担。処分対象から外れたが、給与の自主返納となった。
 山田氏は予算委で、確認できる同社関係者との会食はこの1回のみと説明。「放送業界の実情の話はあったかもしれないが、一般的な懇談だった」と語り、不適切な働き掛けはなかったとの認識も示した。(2021/02/25-12:31)

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