点けっ放し、やりっ放しが直らない子や夫にしてはいけない3つの事

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何度注意しても、電気をつけっぱなしにしたり服を脱ぎっぱなしにする子や夫に困っているという声、よく聞かれます。そんな行動が改善しないのには訳があるとするのは、心理コンサルタントの飯田文隆さん。飯田さんは自身の無料メルマガ『メンプロブログ~コミュニケーションと心理学』で今回、その理由を分かりやすく解説した上で、繰り返すうちに「点けっ放し、やりっ放し」が直るものの言い方をレクチャーしています。

点けっ放し、やりっ放しが改善!

今号は【点けっ放し、やりっ放しが改善!】するコツについて…。

電気を点けっ放し、服を脱ぎっ放し何度注意しても直さない。このような声を多く聞きます。直さないのには訳があり、直させるコツがあります。

先ず、子どもに「してはいけない3つのこと」がありました。

  • 怒鳴る
  • 何度も注意する
  • 「また、点けっ放し、やりっ放し」と言う

この3つをしてしまうほどどんどんやらなくなります。なぜならば、「私は、点けっ放し、やりっ放しにする人なんだ」という暗示が入るからです。これをラベリングと言って無意識にレッテルを張っています。

それでは、直させる言い方について…

  • 電気、消していい?

と確認して消す。または

  • 電気、消すよ

と声を掛けて消す。これは、「電気は消す」という暗示(躾け)を入れています。そして、非難せずに確認しているので子どもも反発しない。子どもは、「あっ、点けっ放しだったんだ」と気付き「消してくれるんだ(悪いな)」と反省(感謝)します。

この言い方を繰り返しているうちに電気を消す、服を掛ける習慣が付いていきます。

因みに、この言い方は夫にも有効です!

image by: Shutterstock.com

飯田文隆この著者の記事一覧

1966年東京都生まれ。

百貨店勤務を経たのち、心理カウンセラー兼心理コンサルタントとなる。これまでの理論中心の心理学ではなく、日常生活(仕事、家族、友人、自分)において常に活用できるコミュニケーションスキルや、役立てられる実践的な心理学を提供している。

また、10数年の企業経験や自身の子育て、カウンセリングの臨床を通して、これまでの枠にとらわれない技法も取り入れたプログラムを紹介している。心理学を全面に出さずに、幅広く日常で大いに活用できることを伝えて、そのわかりやすさと、実践的な内容は好評を得ている。

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【著者】 飯田文隆 【発行周期】 ほぼ平日刊

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