家の中がちっとも片付かないとお嘆きの方、それはもしかしたらモノの絶対数が多すぎるのかもしれません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、日用品の適正量について考察。「家庭ごとに異なる」とした上で、適正量算出の2つの目安を紹介しています。
適正量
さて、本日は必要な数のお話。
みなさんは靴を何足持っていますか?スニーカーとか長靴も含めて数えてみてくださいね。
いや、StayHomeが長過ぎて、あんまり靴を履かないんですよね、私。だから、靴も傷まない。傷むのは近所用のサンダルとスニーカーくらいです。ターンオーバーが進まないわ。くすんくすん。
片付けセミナーでよく訊くんですが、
- 途方もない量
を持っている人っているんですよね。靴やバッグだとわかりやすいんですが、他のもの、たとえば
- プラスティックのハンガー
- 割り箸
- シャンプーの買い置き
- 歯ブラシ
- ハンカチ
- タオル類
こういう、日用品で消耗するものだと、びっくりする量が家庭内に内臓(笑)されていたりするんです。
ちなみにオット。Tシャツが大好きで、よく買っているんです。でも、なぜか着ない。日常生活では、お気に入りで汚したくないと言って着ない。出張では、ジャケットの下だと着心地が悪いと言って着ない。結果、着ていないTシャツがどんどんどんどんどんどーーん増え、引き出しがTシャツでぱっつんぱっつんに。
ま、まあ、いいよ。人間ふと買っちゃうものはあるもんだからね。とりあえず今年の夏は、がんがんTシャツを着て、せめて着ていないTシャツがなくなるくらいまでにはしようか(フ_フ)
こういうTシャツ…いや、結果になってしまうのは、
- 適正量を考えない
からなんですよ。アッタリマエですね。
ところが、この適正量は家庭ごとに違っていて、一律には決まらないんですね。まあ、それでも目安を挙げれば
- 1ヶ月の使用量
または
- 家族の人数の2倍
のいずれかですね。どれがどれとは言いませんが(言えませんが)だいたいこのくらいあれば、十分です。
ちなみに、自分で多いなと思っているモノは、是非現在持っている数を数えてみてください。おそらく必要数よりずっと多いはずですから。
多すぎると思うモノは、まずはこの目安を目標に徐々に使い減らしていってください。どこぞのオットのTシャツみたいに(*゚∀゚*)
また、これはやらなくてもいいことなのかもしれませんが、この目安よりあまりにも少ない数しかストックしていない場合
- もうちょっとくらいは増やしてもOK
だと思います。この少なすぎるパターンの場合、おそらく現在使っているものを使いきったら、すぐ買いに行くというスタイルを取っているはずです。…なんかどっかの国のメーカーみたいですが、そのメーカーが震災やコロナなどでサプライチェーンが切れてしまうと、たちまち困ってしまったように、あまりにもオンデマンドな生活では風邪をひいたりクルマが動かなくなったりしたときに、突然生活に困りかねないんですよ。
その意味で、やはり多少のストックは必要なのではないかと思います。
いや、それでも多すぎるよりイイんですよ。脂肪もモノもスリムな方が扱いやすいですからね。
多すぎるものは、数を数えて、目安の量まで減らしてみては。モノが減ると、片付けも楽になりますよ。
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