菅首相、感染抑止へ「重要局面」 尾身氏「正しい選択」―緊急事態宣言延長・参院委

2021.03.04
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by 時事通信


参院予算委員会で答弁する菅義偉首相=4日午前、国会内

参院予算委員会で答弁する菅義偉首相=4日午前、国会内

 参院予算委員会は4日午前、首相と全閣僚が出席して2021年度予算案に関する基本的質疑を続行した。首相は、新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言を発令中の1都3県の状況について「感染症を抑え込むために大変重要な局面にある」と強調。7日までの期限を2週間程度、再延長する必要があるとの考えを改めて示した。自民党の氏への答弁。
 徳茂氏は「飲食、観光業を中心に一刻も早く緊急事態宣言を解除してほしいという声もある」と指摘。首相は「専門家や関係者の意見も十分聞いた上で、最終的に判断したい」と語った。
 これに関し、政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は「首都圏はリバウンドの可能性が他の地域より高い。延長の方向性は正しい選択だ」と評価。感染再拡大の要因になり得る行事として卒業旅行や謝恩会、花見の宴会を挙げ、「自治体、国のリーダーの強いメッセージ、一般市民の協力が必須だ」と述べた。日本維新の会の氏への答弁。(2021/03/04-12:37)

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