気合いだけじゃ結果は出ない。売上増を目指す計画はこう考えよ

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「売上アップのための計画を立ててはいるものの、なかなか結果が伴わない」という声がよく聞かれますが、それは計画の立て方自体に問題があるのかもしれません。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、計画立案時に重要なのは「目標数字に到達するために必要な行動内容が具体化されたものを、スタッフやアルバイトと共有すること」とし、「行動内容を具体化するコツ」についてもレクチャーしています。

あなたの計画(目標)が、「頑張ります!」とそれほど変わらない理由

「売上を上げたい!」「店長を成長させたい!」「採用人数を増やしたい!」「客単価を上げたい!」などなど、「願う」こと「こうしたい」ということはたくさんあると思いますが、なかなか実現しない、結果がでないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

ですが、これまでのコンサルティングの中でも、「願う」「こうしたい」と思っているだけでの人が多いなあって、感じています。

こういう人(経営者さん含め)に共通するのは2点!1つは、「行動しない」ということ。もう1つは、「計画が甘い」ということ。

「行動しない」というのは、行動しないと何も変わらないので、願いが叶うはずがありませんが、経営者さんでも、意外に、「いいわけ」ばかりで、行動しないで、結局、土壇場になってバタバタしている人が実はたくさんいます。ですが、今回は、言及しないようにしましょう。

もう1つの「計画が甘い」というのも意外に多くの会社にたくさん見かけます。

代表例でいえば、「頑張ります!」「気合い入れます」と、ミーティングや上司に対して言うはいうものの、しかし、結果が伴わないということ。

その理由は、計画に具体性がないから、ですね!こう書けば、多くの人が理解できると思いますが、意外に「頑張ります」「気合い入れます」とあまり変わらない計画を立てている人が目立ちます。

例えば、「客単価をあげる」と計画に立てたとして、1ケ月後、客単価が上がるでしょうか?絶対に上がりませんよね?これも行動に具体性がないからです。

もし、本当に客単価を上げたいなら、まず、「いくら上げたいのか?」を数値で表すことが大切です。

50円上げたいのか?、100円上げたいのか?これを明確にします。「そんなの当たり前!」と思う人も多いかもしれませんが、数値で目標を設定する、数値計画を立てるのは、50円上げるのか、100円上げるのかで、行動内容が全く違ってくるからです。

そして、さらに、その目標数字に達成するために、「何をするのか?」「どのようにするか?」を決めることが、計画を立てる際には大切です。

「何をするのか?」と「どのようにするか?」の違いは、「何をするのか?」は、例えば、先ほどの客単価の例でいえば、「ファーストオーダーを伺う際に、必ず、おすすめ商品を紹介する」というのを決めることです。

実は、これで計画立てが終わっている人が多くて、これも行動しても結果が伴わない理由の1つになのです。「おすすめ商品を紹介しよう!」とスタッフに伝えたとしても、「どうやって紹介すればいいのか?」「何を紹介すればいいか?」が具体的に決まっていないので、誰も行動しないのです。

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