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「Disney+」わずか1年半で会員数1億人突破!Netflixを超える日はいつ? 傘下のHulu・ESPN+も絶好調、今後の伸び代は=シバタナオキ

ディズニーの動画配信サービス「Disney+」が、リリースからたった1年4ヶ月で会員数1億人を突破しました。あのNetflixをも超える急成長を遂げているウォルト・ディズニー社の動画配信サービスについて解説します。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2021年3月23日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

Q. ディズニーの動画配信サービスがNetflixを超えるのはいつになりそうか?

ヒント:「Disney+」の会員数が急激に伸びているので、それほど遠い未来の話ではないかもしれません。

ディズニーの公式動画配信サービス「Disney+」が、リリースから1年4ヶ月で会員数1億人を突破したという衝撃的なニュースがありました。
※参考:Disney+ tops 100 million subscribers just 16 months after launch – CNBC(2021年3月9日配信)

ちなみに、Netflixは2007年頃から動画配信を開始して、現在の有料会員数は2億人程度です。Disney+はスタートから1年半を待たずして、Netflixの有料会員の約半分の会員数を有するまでに成長したことになります。

今回の記事の前半では、ウォルト・ディズニー社の決算と3つの動画配信サービスの概要を見ていきます。記事の後半では3つの動画配信サービスの今後の成長予測をしていきます。

※参考・画像出典:Disney’s Q1 FY21 Earnings Results(2021年2月11日)
※参考・画像出典:Disney Investor Day 2020 Presentation Slides(2020年12月10日)

パーク事業は赤字転落

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ウォルト・ディズニー社の2020年10月-2021年1月2日までの第1四半期の決算資料を見てみましょう。ウォルト・ディズニー社には、大きく分けると2つの事業セグメントがあります。

1つ目のメディア・エンタテインメント事業は四半期売上 $12.7B(約1.27兆円)で前年同期比(YoY)-5%、営業利益は$1.45B(約1,450億円)でYoY -2%でした。

2つ目のパーク事業は四半期売上$3.6B(約3,600億円)でYoY -53%、コロナの影響を受けた営業利益は-$119M(▲約119億円)と前年同期の$2.5B(約2,500億円)の黒字から急落しています。

コロナ禍で営業ができなかったため、パーク事業の売上減少、赤字化は仕方のないことでしょう。

Next: ネット動画が急成長。メディア・エンタテインメント事業の内訳は

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