プロが警告、中高受験に失敗する子の「夏休み前の危険シグナル」3つ

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4月もまだまだ前半ですが、受験生にとってすでに「戦いの日々」はスタートしています。そんな彼らや親御さんに毎回有益な情報を紹介してくださるのが、無料メルマガ『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』。今回は受験指導のプロであるタイガー山中さんが、夏休み前までに志望校の合格圏内を目指すべき3つの理由を、自身の経験を交えながら解説しています。

夏休み前までに合格圏内に入りたい3つの理由とは?

こんにちは、タイガー山中です。

入学式のシーズンとなりました。受験が終わって1ヶ月、2ヶ月経ちます。受験の緊張感が徐々に弱まっていくのを感じている親の方もいると思います。

受験の時を思い出すたびに、「ドキドキする」という方もいるでしょう。ということは、新しい受験生にとって、受験まで10ヶ月、11ヶ月になっているってことです。あっという間に、時間は過ぎてしまいます。

親技では、

  • 夏休み前までに、志望校の合格圏内を目指そう

といつも言っています。理想に過ぎないと言われそうですが、これまでの経験上いくつかの理由があるわけです。すぐに思いつくものは、以下の3つかな。

  1. 夏からはライバルも本気モードになる
  2. どのくらいのレベルかを知って欲しい
  3. 成績が上がる経験をして欲しい

1.は、いつも言ってますよね。夏休みに入ると、みんなが頑張るので、その前の方が成績を上げやすい。周りに受験を経験した人がいれば、夏休み以降に成績を上げることが、どれほど大変なことかを聞いてみるといいでしょう。

2.については、合格圏内の成績を1度でも取った者だけが、知ることができます。目標としている偏差値が、どのくらいのレベルを要求されているのかを知っていれば、普段の勉強のレベルだって合わせることができます。

具体的に言うと、「この問題は解けないといけない」「ここまでは必要ない」という選択ができるようになれば、塾での勉強だって、家での勉強だって常に合格圏内のレベルに合わせることができるからです。もちろん、選択を意識しないと意味ありませんよ。

3.については、合格圏内に入る入らないに限った話ではないのですが、私が重要視していることです。

例えば、「ここ半年間、成績上がっていないな~」という状態は好ましくありません。勉強をする子どもにとっては、苦しい状態だからです。日々、勉強に追われ、テスト、テストの生活です。半年くらい成績が上がる経験をしていないと、なんか上がる気がしなくなるわけです。受験まであと半年となる夏休み前のタイミングぐらいで、「成績が上がったぞ!」という経験をして、受験に向けて頑張るぞ!という気になって欲しいからです。

夏休み以降、さらに受験勉強が苦しくなったとき、成績が上がったときのことを思い出し奮起させますが、1年以上も前だとテンション上がりませんから(>_<)

夏休み前のタイミングで成績が上がると、大きな自信につながります。受験生以外だって、「ここ半年間、成績上がっていないな~」という方は、勉強をする子どもは苦しい状態だということに気づいてあげましょうね!(『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』より一部抜粋)

image by: Shutterstock.com

ストロング宮迫&タイガー山中この著者の記事一覧

ストロング宮迫:本名・宮迫昭輔。1967年生まれ。これまで中学受験、高校受験、大学受験の指導を1000人以上の子供たちに行い、集団授業、個別指導、家庭教師の授業形態を経験する。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。2003年、タイガー山中と成績向上委員会を立ち上げる。インターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している

 

タイガー山中:本名・山中良仁。1967年生まれ。これまで中学受験、高校受験、大学受験の指導を1000人以上の子供たちに行い、集団授業、個別指導、家庭教師の授業形態を経験する。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。2003年、ストロング宮迫と成績向上委員会を立ち上げる。インターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している

 

 

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【著者】 ストロング宮迫&タイガー山中 【発行周期】 週刊

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