菅首相、ワクチン「十分な数量確保」 原発処理水、風評払拭に努力

2021.04.12
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by 時事通信


衆院決算行政監視委員会で挙手する菅義偉首相=12日午前、国会内

衆院決算行政監視委員会で挙手する菅義偉首相=12日午前、国会内

 首相は12日午前の衆院決算行政監視委員会で、高齢者向け接種が同日始まった新型コロナウイルスワクチンについて「6月末までに少なくとも1億回分を確保できる。医療従事者と高齢者の2回接種に十分な量だ」と述べ、数量確保に万全を期していると強調した。「一日も早く終えられるように取り組みたい」と早期接種に努める考えも示した。立憲民主党の氏への答弁。
 東京電力福島第1原発の放射性物質を含む処理水の処分をめぐり、首相は「現在、関係省庁で風評対策を検討している」と説明した。共産党の氏への答弁。
 政府は既に海洋放出する方針を固めている。首相は「実際の処分開始までに2年程度の期間がある。安全性に問題がないことを理解してもらえるよう努力したい」と語った。
 首相は、国軍による市民弾圧が激化するミャンマー情勢について「自由、人権、法の支配は保障されなければならない」と述べ、16日に米ワシントンで開催予定の日米首脳会談で対応を協議する考えを示した。立憲の氏への答弁。
 訪米中の国内の新型コロナ対策に関しては「官房長官が代わりに対応する。電話もあるから危機管理上、問題はない」と語った。尾辻氏への答弁。(2021/04/12-12:45)

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