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韓国ソウル市長選完敗の文在寅“ヤケクソ反日”に要警戒。「もっと反日」次期大統領候補との絶望バトルに突入

韓国のソウルと釜山で行われた市長選挙は事前予想の通りに与党が完敗した。文在寅政権のレームダック化が加速しており、このまま行けば政権交代は確実である。(『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』)

※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2021年4月12日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

ソウル・釜山の市長選はどちらも与党完敗

今回は前回の記事の続きとなるが、韓国で7日に行われたソウル・釜山の市長選について特集する。

与党の推薦した候補は、ソウルと釜山どちらでも完敗。41行政区すべてで負けることになった。

実際、先週時点の韓国世論調査でも野党候補は20ポイント以上離して優位に立っていたので、この結果は予想通りだ。与党の民主党は選挙当日、「薄氷の勝負」と述べていたが、ギリギリではなく圧倒的な大差での負けが決まっていた。

【関連】「反日にはもう騙されぬ」韓国国民が覚醒、4/7ソウル市長選大敗で文政権は瓦解する

文在寅政権の支持率が急落した要因としては、LH職員らの土地不正登記疑惑をきっかけに国民の怒りが噴出したことにある。不動産対策に不満を持つ韓国人が野党に寝返った。

ただ忘れてはいけないのは、不動産対策については誰がやっても同じであるということ。文在寅政権が無能であっても、34回もの不動産対策がすべて失敗するというのは、明らかに政策の限界があるからだろう。

それは韓国経済の現状にも当てはまる。

政権交代は確実、次の大統領が韓国経済を破綻させる?

コロナ下にあった2020年、韓国経済は何とか破綻を免れたが、韓国経済そのものが息を吹き返したわけではない。むしろ、家計債務や政府債務などは年々悪化しているので、知らないうちに経済破綻してIMFに並んでいてもおかしくない。今回の選挙でも、生活苦の若者が野党に票を入れていた。

このまま行けば、政権交代は確実だ。おそらく、文在寅大統領の次の大統領が破綻の引き金を引くことになるだろう。

野党「国民の力」はこの選挙で、来年の政権交代の実現に向けて大きく踏み出した。

一方。民主党は174議席もあるのにレームダック(役立たず・死に体)政権となってしまった。

この先、民主党は国会で提出される法案などを野党を無視して可決させるような強攻策に出るのは極めて難しい。

コロナ禍で5人以上の集合禁止などもあり、抗議デモが発生しにくい状況ではあるが、支持率が落ちていけば朴槿恵前大統領の二の舞になる。

韓国のことわざには「溺れる犬は棒で叩け」「川に落ちた犬は棒で叩け」というのがある。弱った相手は徹底的に打ちのめされる。勝ち馬に乗るということだ。

Next: 米中「板挟み」の韓国。北朝鮮の東京五輪不参加で南北融和は消失

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