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「日本の地名」まで盗み取る中国に常識は通用せず。国家ぐるみの勝手な商標登録、ブランド乗っ取りに我々はどう対処すべきか?=鈴木傾城

中国のように、国家ぐるみのパクリで成り立っているような国は間違いなく衰退する。他者から盗むことで成り立つモデルは無理がある。警戒され、排除され、やがてじり貧になっていくのは当然のことだ。やっていることが正当ではないので、いずれは大きな代償を払うことになる。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。

中国で「日本の地名」が商標登録されている

中国が日本の「地名」をも盗んでいこうとしている。

どういうことなのかというと、日本の地名が勝手に中国で商標出願されているのである。もちろん、日本人がそれをやっているのではない。中国人の商売人がやっている。

日本側が異議を申し立てても、別の業者が再び同様の商標を出願する。

地名を勝手に商標出願してどうするのか。中国側は、中国で地名を冠した製品を出して、あたかもそれを日本企業が作っているように見せかける。つまり、日本ブランドの中国製品でボロ儲けするのだ。

あるいは日本の地名を冠した質の悪い中国産の製品を、世界にばらまくかもしれない。それが定着すると、そのうち中国は「その地名は中国のものだから日本は使うな」と日本に言い出すかもしれない。

知的財産をゼロから生み出す環境も体質も中国にはない

中国は本当に何もかも世界から盗む。

世界で最もイノベーションを生み出す土壌を持つ国家アメリカは、それで苛立っている。どんな最先端技術やイノベーションを生み出しても、右から左に中国に盗まれるからだ。

中国の国家や企業や個人が「他国の知的財産の侵害」に邁進する理由は簡単だ。

知的財産をゼロから生み出す環境も体質も中国にはないからだ。つまり、イノベーションを生み出す土壌が中国に存在しない。

何でもそうだが、「新しいもの」を生み出すというのは大変なことなのだ。

何もないとこから考え、試行錯誤し、多大な時間と多大な問題をひとつひとつ解決していかなければならない。時には途中でどうしても困難が解決できずに、今までの時間を無駄にしてしまうことすらもある。

そして、それだけ手間暇をかけても、それが世間に受け入れられるかどうかはまったく分からない。莫大な時間、投じた資金が無駄になる可能性もある。

オリジナルを作り出し、それが知的財産として構築される裏には大きな苦難や苦労がある。知的財産とは、そうした苦難を乗り越えた末に生まれてくるものなのだ。

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