国民投票法、自民「議論尽くした」 衆院憲法審、今国会初の開催

2021.04.15
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by 時事通信


今国会初めて開催され、国民投票法改正案を審議する衆院憲法審査会=15日午前、国会内

今国会初めて開催され、国民投票法改正案を審議する衆院憲法審査会=15日午前、国会内

  • 今国会初めて開催された衆院憲法審査会に臨む細田博之会長(自民、中央)ら=15日午前、国会内

 衆院憲法審査会は15日午前、今国会初となる審査会を開き、憲法改正国民投票の利便性を高めるための国民投票法改正案を審議した。自民党の氏は「この法案は公職選挙法の改正内容を反映させるものだ。議論は既に尽くされている」と述べ、速やかな採決を主張。立憲民主党と共産党は反対した。
 改正案は2018年に提出され、昨年の臨時国会で実質審議入りした。自民、立憲両党は今国会で「何らかの結論を得る」ことで合意している。
 新藤氏は審査会で「何らかの結論とは採決を意味することは衆目の一致するところだ」と強調。公明党、日本維新の会、国民民主党が早期採決に同調した。
 これに対し、立憲の氏は「CM規制などの論点が議論されないまま採決することを意味するものではない」と反論。共産党の氏は総務省接待問題などを挙げ、「国民の不信が高まっている。改憲につながる議論は大前提を欠く」と訴えた。(2021/04/15-12:36)

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