fbpx

「積立投資」で失敗するのはこんな人。2つのルール違反でメリット台無し=川畑明美

積立投資で安全に資産を増やしていくことが推奨されていますが、本当に安全でしょうか?今回は積立投資で「やってはいけない」2つのルールをお伝えします。『教育貧困にならないために』川畑明美

【関連】花王の化粧品は「マスク時代」に生き残れるか?迫られる3つの戦略転換。今さらカネボウとブランド統合した理由=馬渕磨理子

プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

ルールを破ると安全は崩れる

「投資信託を積立で購入すると失敗が少ない」これはよく耳にしますね。

しかし、「積立投資さえやっていれば良い」ということではありません。積立投資で最も大事なことは「続ける」というところにあります。

市場の上昇や下落を的確に予測することは、プロでも難しいのです。積立で購入するということは、市場が上昇している時も、逆に下落しているときも一定額での投資を続けるからこそ、取得コストを平均化できるのです。

初心者がやってしまいがちな失敗は、市場が上昇してきて保有資産が増えてくると、投資する金額を増やしてしまうことです。

「儲かる」とわかったので金額を増やすということは、「安く買って高く売る」という投資の大原則とは、真逆の行為です。

気持ちは、わからなくはないですがこれでは、お金は増えません。

積立投資信託は「放置する」が正解

また、積立している投資信託を頻繁に変更するのもよくありません。

市場の値動きに合わせてコロコロと投資信託を入れ替えていては、高値で購入しつづけているのと同じことです。

例えば、Aという投資信託のリターンが数か月にわたって下がったので、Aの積立をやめて、代わりのその時にリターンの高いBという投資信託に変更したとします。

しばらくして、またAのリターンがBを上回ったので、今度はBからAに変更する……というようなことをしていたら、安い時にAを買うことができていないということです。

リターンの高い投資信託でも、一時的に思っていたほどのリターンが出ない時は必ずあります。

むしろそのような時は、安く買えるチャンスなのに。他の投資信託に変更してしまっては、高値掴みで大きく増えないということです。

なので、積立で購入する投資信託を選ぶ時は、慎重にいろいろな角度・目線で考察することが大事なのです。

【関連】「もう風俗で働くしかないのか」元AV女優の貧困シングルマザーに私が伝えたこと=午堂登紀雄

【関連】血税73億円垂れ流し「五輪観客用アプリ」なぜ開催中止を想定せず?菅内閣は国民を完全に舐めている=原彰宏

【関連】「路上で遊ぶ親子」を許せない日本人が増えている。道路族マップに賛否、もし自分が晒されたらどうする?=午堂登紀雄

image by:fizkes / Shutterstock.com

教育貧困にならないために』(2021年4月2日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

教育貧困にならないために

[無料 ほぼ日刊]
人生で二番目に大きな買い物は、子どもの教育費。教育費を意識して貯蓄していますか?「実はコレだけ必要です」から、「学資保険でまかなえるのか?」「目減りしない資産管理」「我慢しない節約」「ゼロから稼ぐ方法」までを調べて実践したことを紹介しています。教育ローンに頼らず、老後資金も確保できる教育費の貯め方を伝授します。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー